水上学の血統トレジャーハンティング

土曜東京11R 府中牝馬S(G2)(芝1800m)

◎$本命馬&お宝馬
⑨キンショーユキヒメ
(牝4、栗東・中村厩舎、内田博騎手)
府中は木曜夜からの雨が止まない。土曜未明まではこのままの予報で、開催中も曇りベース、たまに小雨。発表は稍重になるだろうが、いくら天下の水捌けを誇る東京芝でも、重に近い稍重になっていることだろう。

さらに圧倒的な実績のヴィブロスも、パフォーマンスを落とす休み明け、道悪も得意ではない。東京も初めてのコースだ。付け込む余地はある。今回は昇級戦とはいえ、本格化一途の⑨キンショーユキヒメに一角を崩すチャンスがあるとみた。

飛びが大きい馬が多いメイショウサムソン産駒(飛びの大きさと道悪の巧拙はあまり関係がない)で、小回りの方がむしろ取りこぼしが多く、東京に替わるのはプラス。東京の長い直線に替われば、さらに能力を出せそうだ。もちろん父は芝道悪での実績もある種牡馬である。

キンショー自身は従姉にマキシマムドパリ、叔母にハシッテホシーノなど東京芝の重賞上位馬がおり、従兄には東京で1000万を逃げ切ったサトノエトワールもいる良質の一族。そしてメイショウサムソンは、母父サンデーサイレンスとの相性がとても良い。
能力比較ではまだ2枚の差はあるが、2キロ差と舞台、馬場を味方に互角の戦いを挑める。本命兼お宝馬として期待したい。

上位評価は⑦アドマイヤリード⑪クロコスミア①ヴィブロス。押さえは⑭バンゴール⑫ワンブレスアウェイ④クイーンズリング