水上学の血統トレジャーハンティング

土曜京都11R スワンステークス(G2)

◎本命馬
⑭アルーシャ
(牝5、藤沢和厩舎、武豊騎手)

芝1400mは、場を問わずダート血統の要素が入っている馬が走りやすいというのは、やっと広く知られるところとなった。ダート競馬はパワーで脚を維持することが重要で、ラップの上下が出にくい芝1400mのレース構成と似てくることが多い。その辺が、ダート血統を反映している理由なのではないか。

スワンステークスでは特にその傾向が強く、近5年で3着以内に入った馬の中で、父母双方がダート血統なのはアルビアーノ、エイシンスパルタン。母の父がダート血統なのはサトノアラジン、サングレーザー、ヒルノデイバロー、モズアスコット、マイスタイル。

軸は、近10年5連対のディープインパクト産駒、かつ母の父がダートの大種牡馬タピットという⑭アルーシャだ。この組み合わせはグランアレグリアとも同じ。別にグランは1400mベストではないと思うが、阪神カップの圧倒ぶりはこの血統背景も一因だろう。外目の枠を引けたのもいい。唯一の懸念材料は遠征競馬だが、そこをクリアできれば、ここでも勝ち負けできるはずだ。

$お宝馬
⑥シヴァージ
(牡5、栗東・野中厩舎、藤岡佑騎手)

前述した好走例では、ダートで台頭した後、芝短距離に転じて結果を出している点でヒルノデイバロー型か。そして血統組成はアルビアーノに似た感じのタイプ。叩き2走目の安定ぶり、差しが決まりやすく、時計の掛かっている馬場。好走の条件は揃っており、1400mでもチャンスはある。

相手上位は ②アドマイヤマーズ⑩ボンセルヴィーソ⑨カテドラル。 押さえに ①サウンドキアラ⑯ステルヴィオ

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