【サマーチャンピオン】8歳エーシンビートロン逃げ切り!重賞初V

14年8月19日(火)、佐賀競馬場で行われた交流重賞・第14回 サマーチャンピオン(Jpn3)(3歳上 ハンデ 1着賞金2100万 ダート1400m)は、武幸四郎騎手騎乗の2番人気・エーシンビートロン(牡8、栗東・西園厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:26.1(不良)

2着には5馬身差で5番人気・ピッチシフター(牝5、愛知・川西毅厩舎)、3着にはハナ差で4番人気・タガノジンガロ(牡7、兵庫・新子雅厩舎)が続いた。
1番人気のガンジス(牡5、栗東・矢作厩舎)はさらにアタマ差遅れての4着に敗れている。

エーシンビートロンがハナを奪い、ガンジスは2番手争いの外を追走。タガノジンガロ、ピッチシフターは中団からの競馬となった。
手応え良く3コーナーを回ったエーシンビートロンは徐々に後続を突き放し、直線では独走態勢に。大混戦の2着争いを尻目に楽勝を収めた。ガンジスは3コーナー過ぎから前との差を詰めに掛かったが直線半ばで脚色が一杯。外から迫ったピッチシフター、タガノジンガロとの接戦に敗れ、4着に終わった。

勝ったエーシンビートロンは8歳にして初の重賞挑戦で見事タイトルを獲得。デビュー戦では後のG1馬、アンライバルドやブエナビスタ等と共に走った経歴の持ち主。その後は長期休養を幾度と挟みながらもダート戦線で着実に勝利を重ね、今年2月にオープンクラスへ昇格。前走の天保山Sを制するなど、好調が続いていた。

馬主の株式会社 栄進堂は昨年(エーシンウェズン)に続いて当レース連覇を達成。生産者は静内の服部牧場。馬名の意味由来は「冠名+スロベニアにある会社名より」。

【武幸四郎騎手のコメント】
「無理してまで(ハナに)とは思っていなかったですが、内枠だったのでスムーズに行けました。道中は直線に向いてから追い出そうかなと。ペースが速いのは分かっていましたし、ついてきた馬はバテるかなと考えていましたが、僕の馬は頑張って、逆に伸びてくれました。本当に強い馬です。

ケガの多かった馬のようですが、僕は本当に良くなってきてから、良いタイミングで乗せてもらっています。佐賀に来るのは本当に久しぶりで、重賞を勝てて良かったです。本日は応援に来てくださってありがとうございました。小倉でもあと3週間乗りますので、また足を運んでください」

【西園正都調教師のコメント】
「スピードの違いがありますし、ガンジスだけが怖い存在でしたが、それより枠順が内だったので、ハナに行った時に「勝ったな」と。今日は思ったとおりの完勝です。不良馬場でしたが、今までにもこういう馬場で勝ってますからね。あまりに悪かったのでどうかなとも思いましたが、逆に味方に付けてくれました。ここに来て充実してきて、完成を迎えています。ここで賞金を加算したので、秋は大きいレースを狙いたいですね。今日はありがとうございました」

エーシンビートロン
(牡8、栗東・西園厩舎)
父:ブライアンズタイム
母:ローレンシア
母父:ホリスキー
通算成績:32戦7勝
重賞勝利:
14年サマーチャンピオン(Jpn3)

エーシンビートロン

エーシンビートロン

エーシンビートロン


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。