【天皇賞(秋)】カレンブラックヒル 2年前の雪辱なるか

29日、天皇賞(秋)(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。カレンブラックヒル(牡5、栗東・平田厩舎)は秋山真一郎騎手を背に坂路へ。単走で序盤から積極的にペースを上げ、最後までビッシリと追われる熱心な追い切り内容。4F50.7-37.3-24.6-12.4秒と、今日の上位3傑に食い込む好時計をマーク。

「先週も良い感じで動いていましたし、今週もしっかりと追って良い動き。状態は良いと思いますよ」と秋山騎手も手応えを掴んでいる。

ここまでマイル路線で活躍してきたが、秋緒戦に選ばれたのは2200mのオールカマー。結果は7着敗退も、果敢にレースを引っ張り、勝ち馬から0秒2差と最後まで踏ん張った。「前回は“使ってから”という感じの仕上げ。考えていた通りに良くなってきています。今ならこのくらいの距離の方が、自分の形に持ち込めそうです」と今回も積極策を示唆。

天皇賞(秋)は3歳時以来の出走。デビューから5連勝の勢いそのままに挑戦となったが、きわめて不利とされる大外枠からのレースを余儀なくされ、5着と苦杯をなめた。その後は長いスランプを乗り越え、いま再びの秋盾参戦。経験を武器に上位を窺いたい。

カレンブラックヒル