【京成杯】クラージュシチー雰囲気上々「コーナー4つの条件合う」

15日、京成杯(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。クラージュシチー(牡3、栗東・高橋忠厩舎)は菱田裕二騎手を背にCWコースで6F86.8-69.8-54.0-39.9-13.2秒をマーク。単走かつ最後まで馬なりの調整となったが、重馬場を物ともしないフットワークを披露。

「先週にしっかりやってあるし、今朝はおしまいの反応を確かめた程度です。乗った雰囲気も良かったですよ」と鞍上も軽めの内容を意に介さず好調をアピール。10馬身差勝ちでファンの度肝を抜いた未勝利戦以来の再タッグとなるが、「あの時はテンションが高かったけど、今は落ち着きも出ています」と成長ぶりをひしひしと感じているようだ。

前走の東京スポーツ杯2歳Sはややチグハグな内容の5着だが、「ワンターンの競馬よりも、コーナー4つの条件の方がこの子には合うと思いますよ」とコース替わりで前進を見込む。

デビュー戦は上がり32秒2の末脚を繰り出し、2戦目で見せた大楽勝劇はまだまだ記憶に新しいところ。新種牡馬ハービンジャーの初年度産駒としても注目を集める存在が、2度目の重賞挑戦で真価を問われる。