【日経新春杯】有馬除外の鬱憤を晴らすタマモベストプレイ

15日、日経新春杯(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ジャパンC10着以来のレースとなるタマモベストプレイ(牡5、栗東・南井厩舎)は助手を背に坂路で単走追い。水分を含んで重くなった馬場も物ともせずに4F53.5-38.6-24.6-12.2秒を叩き出した。

前走後は有馬記念を目指したが、無念の除外。しかし、目標をすぐにここへ切り換えて、デキは高いレベルをキープ。むしろ、ジャパンC当時や有馬記念前よりも凄みを増している印象だ。鶴田厩務員も「この馬場でこれだけ動けば上等でしょう。ジャパンCからレース間隔は開いたけど、先週の追い切りでスイッチも入ったし、いい状態になってきました」と目を細める。

京都コースは6戦して(3-1-1-1)。この2400mも京都大賞典でタイム差なしの2着と舞台は申し分なし。「逃げ馬もいるし、京都大賞典の時のようなイメージかな。いい結果を出したいね」と有馬記念除外の鬱憤を一気に晴らす構えだ。