【新潟2歳S】コース経験は大きな強味 ルグランフリソン

26日、日曜新潟11レース・新潟2歳S(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。2日に今回と同じ新潟のマイル戦で新馬勝ちを果たしたルグランフリソン(牡2、栗東・中竹厩舎)は、助手を背に坂路で古馬1000万のサトノアッシュを0秒4追走。終い一杯に追われ、アタマ差ほど遅れはしたが、4F52.8-38.2-24.8-12.8秒の自己ベストタイムをマークした。

この動きに、中竹和也調教師も「けさは後ろから追いかけて、最後も一杯にやったよ。前向きな走りでいい動きをしてたね」と満足のいく口ぶり。大きく自己ベストを更新したところにも、デビュー戦を叩かれた効果の大きさを物語っている。

「デビュー戦は物見をしながら走っていたように気性面はまだ幼いかな。でも、その分、まだ伸びシロがあるってことだから。馬体に関しては一度使ったことでメリハリも出てきてるしね。いい調子でこられてるし、前走以上のパフォーマンスを期待していますよ」と指揮官は最後まで滑らかな口調で締めくくった。

今回は初戦のM.デムーロ騎手から北村宏司騎手への乗り替わりにもなるが、コースを熟知した関東の名手ならば、心配も無用。馬もコース経験があるのは大きな強味で、無傷の2連勝を狙う。