【ジャパンC】盾を回避したヒット キビキビ12秒6「歩様も問題ない」

18日、ジャパンC(G1)の一週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。ヒットザターゲット(牡7、栗東・加藤敬厩舎)は助手が騎乗して、坂路を単走で4F53.0-38.1-25.0-12.6秒をマーク。全体時計こそ目立たないが、軽やかな脚さばきで駆け抜けた。

「今週は僕が乗って追い切り。時計的にはこんなモノでしょう。天皇賞は使うことができませんでしたが、歩様も問題ないし、今回は順調にこられました。このひと追いと、来週の本追い切りでうまく仕上がりそうです」

こう語るのは清生調教助手。秋初戦に予定していた天皇賞(秋)は脚元の不安もあり、あえなく回避。約3ヶ月ぶりの実戦となるが、その口ぶりからも態勢は整ってきたと言えそうだ。

G1でも善戦は見せていたものの、一昨年の京都大賞典以来、勝ち星から見放され、フタ桁着順も目立つように。7歳という年齢からも峠を過ぎたかに思われたが、2走前から小牧太騎手とコンビを組むと、目黒記念1着、札幌記念で2着とガラリ一変の走りをみせた。

ここまで重賞を4勝しているが、いずれも5番人気以下と意外性が持ち味。頓挫があったことは事実だが「天皇賞よりもJCの方が条件は良い」とは同騎手。海外馬を混じえ、一線級が揃うここでもアッと言わせる走りを披露したい。

ヒットザターゲット

天皇賞を回避も、すぐに乗り込みを始めて、JCへ向けて調整されてきたヒットザターゲット