1.7倍の断然人気ネロが得意の舞台でオープン連勝!…ラピスラズリS

12月12日(土)、5回中山3日目11RでラピスラズリS(芝1200m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・ネロ(牡4、栗東・森厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:07.9(良)。

2着には1馬身1/4差で6番人気・ワキノブレイブ(牡5、栗東・清水久厩舎)、3着には半馬身差で4番人気・キングオブロー(牡6、美浦・伊藤伸厩舎)が続いて入線した。

ほぼ揃ったスタートの中からルチャドルアスールが先頭に立ち、それをネロ、カハラビスティー、1馬身半差空けて内からシンボリディスコ、ワキノブレイブ、ヤサカオディール、レンイングランドが固まって追走する。
短距離戦にしては縦長の展開の中、3、4コーナーに差し掛かるとレンイングランドがまくって上がり先頭に立とうとするところで直線へ。
しかし、前で競馬を進めていた各馬がこれを許さない。そんな中、粘るルチャドルアスールに代わってネロが抜け出し、押し切りを図る。それをワキノブレイブ、キングオブローが懸命に追うも届かず。ネロが1.7倍の断然人気に応えた。

勝ったネロは前走の京洛Sで2着に3馬身半差をつける圧勝劇を見せていて、今回は4戦して1着、5着、2着、2着と掲示板を外していない得意の中山でオープン2連勝。戸崎騎手とのコンビは3戦3勝となった。今後はオパールSで完敗したビッグアーサーなど相手のレベルが一段と上がる重賞戦線での活躍なるか注目である。
馬主は西山茂行氏、生産者は新ひだか町の本桐牧場。馬名の意味由来は「ローマの皇帝名より」。

1着 ネロ(戸崎圭騎手)
「行くかどうしようか考えていましたが、外から行く馬がいたので2番手に控えました。控えた後もリズム良く走れましたし、終いもしっかり伸びてくれました。強い競馬が出来たと思います」

2着 ワキノブレイブ(三浦騎手)
「良い位置で運べましたし、結構速いペースのなかで頑張っていますけど、今日は勝ち馬の地力が上でした。この馬も良い走りをしています」

3着 キングオブロー(柴田善騎手)
「年齢的なものなのか、いつもと比べて道中の反応が鈍くなっていました。今日は硬さも感じましたね。中山は合っていますし終いもよくきているので、もう少し道中で手応え良く運べれば更にやれると思います」

4着 ゴールドペガサス(蛯名騎手)
「能力自体はオープンでも通用しますが、夏場から使ってきている影響か、トモの入りが良い頃と比べてもうひとつだった分、最後は伸び切れませんでした。パンとしてくれば、やれる力はありますよ」

5着 シンボリディスコ(田中勝騎手)
「今日は内枠だったので、ポジションを取りにいきました。その分最後は体が浮く感じで伸び切れませんでした」

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ネロ
(牡4、栗東・森厩舎)
父:ヨハネスブルグ
母:ニシノタカラヅカ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:24戦6勝

ネロ

ネロ

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