【朝日杯FS】リオンディーズと初コンタクトのミルコ「スピードあるね」

16日、朝日杯FS(G1)の最終追い切りが栗東トレセンで行われた。前走、新馬戦1着のリオンディーズ(牡2、栗東・角居厩舎)は、M.デムーロ騎手を背にCWで追い切り。本来は併せ馬を予定していたが、同馬がかかってしまい、他馬を振りきって単走となってしまった。まだ幼さを見せるが、終いまで鋭い走りで時計は6F83.1-67.8-53.8-39.9-12.4秒をマークした。

母は日米オークス馬シーザリオで半兄にジャパンCを制したエピファネイアがいる超良血。初戦は幼き時代の兄を彷彿とさせる、終始かかりながらレースで、直線に入ってもその脚は衰える事なく、上がり33秒4の脚を繰り出し2000mを駆け抜けた。出走中唯一となる1戦1勝馬だけにまだまだ未知な面は多いが、初戦で見せた潜在能力の高さを存分に発揮すれば、兄同様G1戴冠が訪れても不思議ではない。

リオンディーズ



12月20日(日)に行われる朝日杯FS(G1)の最終追い切りが、栗東トレセンにて行われた。
リオンディーズに騎乗するM.デムーロ騎手の一問一答は以下の通り。

●スピードがあって、阪神の舞台は問題ない

-:朝日杯に向けて、リオンディーズのお話をM.デムーロ騎手にお話をお伺いします。おはようございます。

M.デムーロ騎手:オハヨウゴザイマス。よろしくお願いします。

-:初騎乗という事になりますが、調教の動きから聞かせて下さい。

デ:今日初めて乗りました。すごく良かったです。追い切りはちょっとタイミングが合いませんでした。馬場の真ん中を走ったのですが、 引っかかって1頭だけで前に行ってしまいました。単走になってしまいました。少し引っかかるところがありますが、テンションは大丈夫です。トビは大きいですね。

-:いいと思うところはありますか?

デ:いい馬ですね。賢い馬です。

-:かかるけど、コントロールは効きそうですか?

デ:ハイ。それは大丈夫です。

-:デビュー戦、M.デムーロ騎手は別の馬に乗ってリオンディーズと戦いましたが、覚えていますか?

デ:イヤ、覚えてないです(笑)。まだ勉強してないので、これからですね。

-:これからVTRを見るのですね。

デ:もちろんです。

-:前回が2000mを走って、今回が阪神の1600mですが、今日乗った感触ではなかなか分からないと思いますが、距離はいかがですか?

デ:いいと思います。やっぱりスピードあって、トビ大きいから問題ないと思います。

リオンディーズ

-:日本を代表するシーザリオの仔で、エピファネイアの半弟になりますが、良血馬ですが、そういったところは感じますか。

デ:そうですね。非常にいい加速ですね。弟もイイ馬です。お母さんはいい馬で、お父さんは今年ダービー勝った馬と同じキングカメハメハですね。角居先生もいいコンビです。頑張ります。

-:角居調教師からは何かお伺いになっていますか。

デ:角居先生は優しい先生で「お任せします」って言ってくれます。馬のコンディションが一番大事だから「どうですか?」と僕もよく聞きます。競馬のプランはまだ決まっていません。

-:どういうポジションにつけるといった事はこれからですか。

デ:そうですね。まだ枠が分からないので。

-:相手関係なのですが、エアスピネルなど強い馬がいます。エアスピネルの新馬戦はM.デムーロ騎手は2着でした。

デ:すごくイイ馬ですね。あの時も角居先生の馬に乗っていて、直線入ったら「勝つ」と思ったのですが、エアスピネルが伸びましたね。あの馬が走るって事はわかっていました。

-:負けてられないですね。

デ:モチロンデス(笑)。みんな勝ちたいです。

-:非常に絶好調のM.デムーロ騎手。改めて朝日杯へ向けて意気込みをお願いします。

デ:2回勝ったけど、まだ勝ちたいです。毎年メンバーも違います。今回は初めて阪神ですね。楽しみです。本当に頑張ります。