またもミルコ!ロサギガンティアが差し返して重賞2勝目!!

ロサギガンティア

15年12月26日(土)5回阪神7日目11R 第10回阪神カップ(G2)(芝1400m)

ロサギガンティア
(牡4、美浦・藤沢厩舎)
父:フジキセキ
母:ターフローズ
母父:Big Shuffle

阪神カップの結果・払戻金はコチラ⇒

予想どおりにアクティブミノルの楽な逃げとなった今年の阪神カップ。先行馬ペースで進んでいながら、直線では外の差し馬が伸びる展開。多少、馬場の緩さもあったにしろ、決め脚勝負となった。
好位の5,6番手を進んだロサギガンティアが、一旦はダンスディレクターに先んじられたがゴール寸前で差し返す根性ぶりを発揮。これでこのレースは7年間、ずーっと関東馬の勝利。ロサギガンティアは、スプリングSを勝った黄金コンビで再びの戴冠となった。


金曜にしっかりと雨が降った。朝から芝は稍重のまま。けっこう風があって乾いているかと素人目には見えたのだが。
好発を決めたアクティブミノル。ゲートが開いた瞬間に1馬身は出ていたし、二の脚ですっと前に出る。武豊Jの真骨頂であるスタートを決めることができた。テイエムタイホーが2番手、外からスマートオリオンが並んで来てはいたが、先頭に並びかけに行くほどのプレッシャーはない。非常に楽な展開は読みどおりだったと思う。
だが前半3F34.8のラップは、前の馬がゆっくりならば追走する組も実に楽な流れ。折り合いさえ欠かなければ、終いを温存できていた。アクティブミノルの楽な先行も、4角を廻る時まで。廻りきったら、すぐに優位性はまったく感じられなかった。
いきなり後続馬群に吸収される勢いとなる。前にいる分の内ラチ沿いで頑張ってはいるが、粘りはまったく感じられない。二列目の最内には、1番人気のビッグアーサー。その外にサンライズメジャーがいて、外がロサギガンティア。そこにマイネルアウラートが並ぶ。4角手前では、3列目の大外にダンスディレクターもジワっと上がってきていた。

アクティブミノルもラスト300mまでは先頭だったが、残り200のハロン棒では、もう力尽きた。早めに前へ出てきたロサギガンティアが先頭となる。弾ける勢いで、ダンスディレクターが外から伸びる。内からビッグアーサーが馬群をやっと抜けて前に出てくるが、外の2頭との一瞬の差があった。その外の2頭では大外のダンスディレクターの伸びがいい。先に前に出たロサギガンティアを、一旦は抜いて先頭に出たはずである。だがすぐにロサギガンティアの差し返しにあってしまう。その差は僅かにハナだけのもの。
3着、ビッグアーサーには1馬身半の差をつけていた。インコースにこだわったウリウリが何とか5着。前の組ではサンライズメジャーが4着。ルメールJダノンシャークは直線で馬群のど真ん中ながらまったくスペースがなく、最後まで追えずじまいだった。アクティブミノルはドンジリで。テイエムタイホーがその前、先行組には厳しい馬場だったとしか言いようがない。

関東馬の勝利と同じ馬の複数回の勝利が続いていたのも、後で思い出している様では情けない。そしてロサギガンティアはM.デムーロJで皐月賞トライアルのスプリングSを勝っているのも後で知った。そんな事実を後で知っている様では、トラックマンとして失格であろう。エージェントで良かったと変な言い訳。
何よりも『ミラコロ・ミルコ』である。これで《師走》の12月はM.デムーロJは、サンビスタチャンピオンCフルーキーチャレンジCリオンディーズ朝日杯FS。そして今回とG1.2勝、G2,G3が1勝ずつを積み重ねた。そして意気揚々と有馬記念へと臨んだのである。いやはは、手がつけられない、JRAの外国人騎手である。参りました。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。