落馬の浜中俊騎手は4カ所の骨折と脳しんとうの診断

●2月7日(日) 1回東京4日目11R 第66回 東京新聞杯(G3)(芝1600m)

東京新聞杯で1番人気に推されたダッシングブレイズ(牡4、栗東・吉村厩舎)は最後の直線で競走を中止した。鞍上の浜中俊騎手に導かれ、道中はインに潜り込み、直線でも最内の僅かなスペースをつこうとしたものの、内柵に接触。そのまま馬がバランスを崩して落馬。ジョッキーはラチにぶつかり、コースの内側に投げ出された。

浜中騎手は府中市内の病院へ搬送され、精密検査を受けた結果、脳しんとう、左トウ骨遠位端骨折、左第2指中手骨骨幹部近位骨折、左第4指基節骨基部骨折、左第4指中手骨頚部骨折と診断された。

京都記念のタッチングスピーチ、フェブラリーSのロワジャルダン、高松宮記念のミッキーアイルなど有力馬の騎乗を控えていたが、戦線離脱を余儀なくされそうだ。

なお、浜中騎手には最後の直線コースで、先行馬を追い抜こうとした際に内柵に接触し、騎手がバランスをくずして落馬、競走を中止したため、5万円の過怠金が課されている。