【中山牝馬S】ルージュバック復活へラスト1F12.2秒「今年は実りの年に」

9日、中山牝馬S(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、有馬記念10着のルージュバック(牝4、美浦・大竹厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.0-38.5-12.2秒をマークした。

【大竹正博調教師のコメント】
「前走は前にいた馬で決まりましたし、位置取りの差が出たかと思います。この馬の力は出せたかと思いますが、もう少し積極的な競馬をしていればまた違ったかと思います。レース後は、年が明けて正月にノーザンファーム天栄へ放牧に出して、向こうでしっかりやってもらっていました。それからオークスのときと同じパターンで、直前入厩をさせました。この中間は終始体が増える傾向があったので、少し絞る感じで調整してきました。今も若干間隔があいた分の増加はありますが、今日しっかりやったことで前走と同じくらいの馬体重で出走できるかと思っています。

この馬はいつも長めに乗る調教パターンですが、今日は走る距離を短くして密度の濃い追い切りを課しました。初めてのパターンで戸惑って最初は少しモタモタしましたが、直線の動きは良かったですしいつも通り良い状態でレースに臨めると思います。2歳の頃からカイ食いには注意してきましたが、今はカイ食いが良くなりましたし、体もしっかりしてきました。今回はきさらぎ賞と同じ1800ですけど、コース形態が違うので何とも言えません。前走で中山で走っていますし、その経験値を生かせればと思います。

以前は2000以上が良いかと思っていましたが、現状では2000より短い方がむしろ良いかと思っています。今後マイル路線に行くのか、今回の競馬である程度分かってくると思います。期待されている馬ですし、トップハンデは仕方ないと思います。きさらぎ賞から勝ち星に恵まれていませんが、2歳の頃から期待していた馬ですし、今年は実りの年にしたいですね」

ルージュバック

ルージュバック

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