【NHKマイルC】反撃に燃えるエンブレム&ルメール「今度はこの馬のペースで」

4日、NHKマイルC(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
前走、1番人気に支持された桜花賞で4着と敗れたメジャーエンブレム(牝3、美浦・田村厩舎)は、南ウッドチップコースで最終調整。助手を背に単走でビッシリと追われ5F64.6-48.6-35.3-12.3秒をマークした。

桜花賞のあと、オークスとNHKマイルCのどちらに進むのかが注目されたが、陣営はクイーンCで圧勝した東京マイルで行われるNHKマイルCを選択。驚異的なパフォーマンスを見せた舞台で反撃に出る。引き続き手綱をとるC.ルメール騎手も桜花賞の反省を踏まえ、マイペースでの競馬を示唆。2歳女王が復権に挑む。



4日、NHKマイルC(G1)の共同記者会見が栗東トレセンで行われた。
メジャーエンブレム(牝3、美浦・田村厩舎)に騎乗するC・ルメール騎手の一問一答は以下の通り。

●チグハグなレースだった桜花賞の敗因

-:まず桜花賞を振り返ってください。

C.ルメール騎手:ハイ。ちょっと残念だった。スタートがあまり速くなかったのでハナに行けなかった。だから4番手になりましたけど、ペースがとても遅かった。それを(馬が)好きじゃなかった。その後は直線で少し走りましたけど、メジャーエンブレムは同じペースで走る馬。(自分としても)桜花賞のイメージは悪かったです。

-:馬がいるとメジャーエンブレムはつらいですか?

ル:それは大丈夫。一番大切なのはペースです。速いペースだったらそれを維持することができます。

-:桜花賞の後、田村先生と話しましたか?

ル:ハイ、ちょっと話しました。スタートが遅かったこと、自分はいいペースだと思っていたけど違ったと。次走に期待ですね。今週はNHKマイルCですが、(馬は)府中の競馬場が大好きです。ガンバリマス。

-:東京コースのマイルは合っていますか?

ル:東京マイルは広くてとてもイイです。府中の直線はとても長いですが問題ないです。(クイーンCで)あのコースはもう勝ちましたから。

メジャーエンブレム

桜花賞は4着と不完全燃焼だったメジャーエンブレム。牡馬相手でも巻き返しは必至だ


●巻き返しに向けての作戦は如何に

-:今回もG1でペースは速くなりそうですが、その点に関してはどうですか。

ル:イイ感じです。メジャーエンブレムは自分のペースで行こうと思います。

-:それでは最後に、ファンの方へメッセージをいただけますか。

ル:今週のNHKマイルCはメジャーエンブレムのリベンジです。もう1回、メジャーエンブレムとG1を勝ちたいです。だから、ガンバリマス。応援よろしくお願いします。

メジャーエンブレム

巻き返しに向けての意気込みを語るルメール騎手