同じ勝負服の激しい叩き合いはハナ差でグレンツェントに軍配!…青竜S

5月15日(日)、2回東京8日目10Rで青竜S(ダ1600m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・グレンツェント(牡3、美浦・加藤征厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:36.9(良)。

2着にはハナ差で1番人気・アルーアキャロル(牡3、美浦・新開厩舎)、3着には2馬身半差で6番人気・キョウエイギア(牡3、栗東・矢作厩舎)が続いて入線した。

コウエイエンブレムが好スタートを切るが、それを制してオーマイガイがハナを主張。コウエイエンブレムは2番手に控え、ダノンフェイス、ヴェゼール、タイニーダンサー、スズカミラージュ、キョウエイギアらが先団を形成。以下も大きな差がなくグレンツェントは中団の外、人気のアルーアキャロルも後方から徐々にポジションを上げていく。
直線の入ると楽な手応えでキョウエイギアとグレンツェントがオーマイガイを捕らえ、更に外からアルーアキャロルがグングン加速。残り200mで先に抜け出したキョウエイギアをグレンツェントとアルーアキャロルが交わし、あとは2頭の一騎討ち。ゴールまで続いた激しい叩き合いはグレンツェントがハナ差追撃を封じて3勝目を挙げた。

勝ったグレンツェントは、芝の新馬戦5着のあと、ダートに矛先を向けて4戦3勝。鞍上のルメール騎手とは3戦3勝と抜群のコンビ相性を見せており、加藤征弘厩舎とルメール騎手といえば昨年のこのレースの勝ち馬でもあるノンコノユメでお馴染み。先輩と同じ道を辿ることが出来るのか、今後の成長が非常に楽しみとなった。
馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「輝かしい(独)」。

1着 グレンツェント(C・ルメール騎手)
「ぎりぎりだったけど、勝てて良かった。1800mでも忙しく感じる馬なのに、ペースが落ち着いたから、いいポジションを取れたよ。いいタイミングで抜け出せたね」

3着 キョウエイギア(中谷騎手)
「馬を信じて競馬ができた。きつい競馬だったけど、最後まで止まっていない。力を付けているよ」

5着 ヴェゼール(武豊騎手)
「あまり速い脚がないからね。ペースは遅かったが、もっと上がりがかかってほしい」

6着 タイニーダンサー(福永騎手)
「落ち着きがあり、いい感じ。好スタートを切れたけど、ポジションを悪くしたよ。よく差を詰めているんだけど」

7着同着 スズカミラージュ(M・デムーロ騎手)
「芝スタートだったので、ちょっと忙しかった。脚がたまらなかったね」

青竜Sの結果・払戻金はコチラ⇒

グレンツェント
(牡3、美浦・加藤征厩舎)
父:ネオユニヴァース
母:ボシンシェ
母父:Kingmambo
通算成績:5戦3勝

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。