【POG】リンクスゼロら日曜阪神5Rトレセン直送トーク

●6月12日(日) 3回阪神4日目5R 2歳新馬(芝1200m・内)

近親に15年のNHKマイルCを制したクラリティスカイがいるブライトメジャー(牝2、栗東・小崎厩舎)が初戦を迎える。ゲート試験は4月20日にクリア。再入厩してからは3本だが、鋭い動きを見せていた。

高田調教助手「気がよすぎて掛かかるぐらいの行きっぷりを見せています。そんな気性だし、1200mも合っていると思う。ええ、初戦から動けそうです」と元気一杯をアピール。兄姉がなしとげる事が出来なかった新馬勝ちへ向け、まずは1勝といきたいところだ。

川田将雅騎手が手綱を握るのは、クインズサリナ(牝2、栗東・西村厩舎)。母ケイアイギャラリーの仔は勝ち上がり率もよく、今回も初戦から期待がかかる。

調教では、ラスト1ハロン12秒台をコンスタントに叩きだしており、管理する西村真幸調教師は、「ひと追い毎に気持ちも乗って前向きになってきました。兄姉は短距離向きのスピードタイプ。この馬もいいスピードをもっています」に満足のご様子。ファーストクロップから重賞ウイナーを輩出したダノンシャンティに父を変え、兄姉以上の活躍に期待がかかる。

JRA初勝利を目指す目谷一幸オーナーの所有馬リンクスゼロ(牡2、栗東・森厩舎)に対する期待は大きい。近親から目立った活躍馬は出ていないが、調教の動きは抜群の鋭さを見せている。

動きを確認した平野調教助手は、「坂路でしっかりと負荷をかけて乗ってきたし、ここまで好時計で動いています。少しテンションが高いところがありますが、調教通りに走れるなら楽しみがあるでしょう」と調教の動きを評価。乗り込みを始めた5月26日から坂路でビッシリと乗り込まれ、全て53秒を切る好タイムで駆け抜けている。完成度の高さをすでに窺わせており、オーナーの悲願達成もそう遠くはない。

セントウルSを制したテンシノキセキを母に持つノーブルエンジェル(牝2、栗東・宮本厩舎)は高倉稜騎手とのコンビでデビュー。しっかりと併せ馬をこなしており、攻め量も動きも申し分ない。

初戦を迎えるにあたり、宮本博調教師は「4月のJRAブリーズアップセール出身の馬なんです。小柄で仕上がりも早いし、調教でも軽い走りでいいスピードがある。芝の実戦でいいんじゃないかな」と素軽さを武器に初戦Vを目指す。全兄はダートの短距離を走っているが、牝馬に変わって適性の幅に期待したい。