【関屋記念】ダノンリバティ ユタカの代打・松若「チャンスを生かしたい」

10日、関屋記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、中京記念5着のダノンリバティ(牡4、栗東・音無厩舎)は、助手を背に古馬500万のダノンスパークと坂路で併せ馬を行い、4F51.0-37.2-24.5-12.4秒をマーク。0.1秒先行し、ゴールまで渋太い脚を見せてクビ差先着。時計、動きとも申し分ない最終スパーだ。

今回、騎乗停止となった武豊騎手に代わって手綱をとるのは、厩舎所属の松若風馬騎手。「きょうは併せた相手に騎乗していました。横から見ていましたが、いつも通りでしたね。具合は良さそうです。競馬には何回か乗せてもらっているし、癖も分かっています。新馬戦を勝っているし、新潟コースは合っていると思います。急きょ回ってきたチャンスを生かしたいですね」と、その言葉にも力がこもる。

母系にはヴァーミリアン、ソリタリーキング、サカラートといったダートの猛者がズラリと並ぶが、この馬は芝でのオープン特別勝ちがあり、重賞も毎日杯で2着がある芝・ダート兼用の『二刀流』。鞍上にとっても絶好のアピールチャンスで、熱い騎乗が見られそうだ。