インパクトある勝ち方、エーティーラッセンが大外強襲!!

エーティーラッセン

16年10/9(日)4回京都2日目5R 2歳新馬(芝1800m)

  • エーティーラッセン
  • (牡2、栗東・木原厩舎)
  • 父:サマーバード
  • 母:チャームレディ
  • 母父:アグネスタキオン

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関西も、土曜の夜半からの雨でかなりの雨量。ダート不良、芝は重からのスタート。しかし前の日に日本レコードが出るぐらいのコンディションで、見た目にはまったく影響なし。多少、時計がかかるぐらいの馬場か。
小粒のディープインパクト産駒ゼロメリディアンに、キタサンブラックとの併せ馬で存在感たっぷりなナンヨーマーズの対決かの前予想。
スタートで出が悪くて大きく離れた最後方追走のエーティーラッセン 。3角から差のないドンジリにつけたが4角も一番後ろ、それも外へ出してと、とても圏内とは思えない位置。それが長~い脚を使って、内から逃げ込まんとするゼロメリディアンをキッチリと差し切っての勝利。先行有利な最近の競馬の中で、なかなかインパクトある勝ちっぷりであった…。

ゲートは五分に出てはいるのだが、隣りのテイエムカクテルが内へ寄ってきて行き場がなくなったスタート直後。そこからは2ハロン過ぎても前とは1秒近くの差があったのではなかろうか。雨とこの距離で流れがゆったりで、前半の800mではブービーに取り付き、ラスト600mの4角では、馬群のひと塊には入った。しかし廻る時に内へ入ったが、廻りきった時には外へ出して、また再び先頭からはだいぶ差があった。

道中で脚を貯めていたゼロメリディアンが、ラスト1ハロンからスルスルと抜け出してゴールへと進んで行った時には、勝ち馬は決まったと思えるもの。外からナンヨーマークが何とか馬群をさばいて前を追う態勢が出来たが、すでに差があり過ぎた。
その時に外から視野に入ってきたエーティーラッセン。馬場の外目を四位Jの左ステッキが1発入る、とさらに加速して前を追う。それでも届かないと思えたものだが、ゴールに入った時には半馬身の差で前に出ていた。

レースの上がり3ハロンを見る。11.9~11.8~11.7と、決して遅いものではない。さすがに前の日のタイセイスターリーのラップとは比べものにはならないが、かなり見た目に悪いコンディションの中での数字だ。
4コーナーではドンジリのエーティーラッセン。上がり3ハロンの末脚は34.5と当然にメンバー最速の数字だが、もっと切れたかの印象であった。
木原厩舎は、四位Jでの勝ち鞍が一番多い。主戦ジョッキーである。31回の依頼で6勝、2着5回と、その信頼に応える鞍上でもある。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。