【府中牝馬S】スローの上がり勝負を制してクイーンズリングが重賞3勝目!

クイーンズリング

10月15日(土)、4回東京4日目11Rで第64回府中牝馬ステークス(G2)(芝1800m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気・クイーンズリング(牝4、栗東・吉村厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:46.6(良)。

2着には1馬身半差で2番人気・マジックタイム(牝5、美浦・中川厩舎)、3着には半馬身差で1番人気・スマートレイアー(牝6、栗東・大久龍厩舎)が続いて入線した。

各馬揃った綺麗なスタート。内からシングウィズジョイが行く気を見せるが、外からそれを交わしてシャルールがハナに立つ。マジックタイムも今日は3番手と好位を追走し、クイーンズリングも好位置をキープ。スマートレイアーは前から5頭目辺り、シュンドルボンは後方2番手からの競馬となった。

直線に向いて、シャルールに後続が殺到する。シングウィズジョイが交わしに懸かるが、外から1頭違う脚色で追い込むのがクイーンズリングで、残り200mで先頭に立つ。内から差を詰めるマジックタイム、外からはスマートレイアーが差を詰める。坂を登って大勢は決着、最後までしっかりとした脚で伸び続けたクイーンズリングが先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったクイーンズリングは今年の京都牝馬S以来の重賞3勝目。2~3歳時はデビューから3連勝でフィリーズレビューを制し、一躍クラシック候補に。桜花賞は4着、オークスは5着と春シーズンは結果を残すことが出来なかったものの、牝馬三冠最終戦・秋華賞ではミッキークイーンにクビ差迫る2着と好走した。前走の米子Sは1.7倍の断然人気に推されながらも2着に敗れていたが、今回は牝馬限定戦でその切れ味を遺憾なく発揮した。
馬主は吉田千津氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「マンハッタンの隣にある地名+母系より」。

府中牝馬Sの結果・払戻金はコチラ⇒

  • クイーンズリング
  • (牝4、栗東・吉村厩舎)
  • 父:マンハッタンカフェ
  • 母:アクアリング
  • 母父:Anabaa
  • 通算成績:12戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 16年府中牝馬S(G2)
  • 16年京都牝馬S(G3)
  • 15年Fレビュー(G2)
クイーンズリング
クイーンズリング

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。