【POG】ルメール騎手騎乗のカリンバが直線鮮やかに抜け出してV!…中山新馬

カリンバ

12月17日(土)、5回中山5日目5Rで2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の4番人気・カリンバ(牝2、美浦・田中剛厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:52.5(良)。

2着には1馬身1/4差で9番人気・アオイシンゴ(牡2、美浦・古賀慎厩舎)、3着には1馬身1/4差で11番人気・ホウオウジャンプ(牡2、美浦・池上和厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたディーグランデ(牡2、美浦・二ノ宮厩舎)は6着に敗れた。

ディーグランデ、カリンバの2頭が好スタート。ナスヤマブキがハナを切り、ディーグランデは4番手の内目、外にカリンバが並んで追走する。サーレンブラントは最後方からの競馬。1000m通過64秒6とスローペースの中、4コーナーで手応え良くカリンバが進出、直線に向いたところで早々と先頭に立つ。外からホウオウジャンプ、間からアオイシンゴが差を詰めにかかるが、坂を上ったところでカリンバがもう一伸び。そのまま押し切ってデビュー戦で勝利を飾った。

勝ったカリンバはおじにきさらぎ賞、マイラーズCを制し、皐月賞でも2着に入ったワールドエースがいる。シルクホースクラブでの募集価格は1400万円。父は新種牡馬ルーラーシップで、これで15頭目の勝ち上がりとなり、明日の朝日杯FSにはダンビュライトが有力馬の1頭として名を連ねている。ルメール騎手はこれが今年の178勝目で、4Rで戸崎圭太騎手が勝利して一時は並んだものの、再び単独トップに躍り出た。
馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「親指ピアノ。アフリカの楽器。母名より連想」。

1着 カリンバ(ルメール騎手)
「小柄な馬ですけど、トビが大きいですね。ペースが遅くて外からマクッてくる馬もいましたが、直線で仕掛けたときもしっかり反応してくれました。距離もちょうど良いと思いますし、良い瞬発力のある馬ですよ」

2着 アオイシンゴ(木幡巧騎手)
「すごく気の良い馬ですね。今日はペースが遅かったですし、勝ち馬とは仕掛けのタイミングの差だと思います。今日の内容ならすぐにチャンスが来ると思います」

3着 ホウオウジャンプ(内田博騎手)
「道中はガマンさせながら運んでいましたが、ペースが遅かったのでジワーッと脚を溜めながら上がっていきました。長く良い脚を使いますし、レースの内容は良かったと思います。心臓が強いですし、使いながら競馬を覚えてくれば良いと思います」

4着 ヒラボクビューン(吉田豊騎手)
「道中は上手に走れていましたが、まだ緩さがある分、向正面でも手前を替えてからまたすぐ替えたりしていました。最後までよく頑張っていますし、広いコースなら更に良いと思います」

5着 ストロベリーハーツ(吉村調教師)
「1コーナー過ぎに外に張るような面を見せたり若さもありましたが、芝は合っていますし距離もこのくらいで良いと思います。使って変わってくると思います」

6着 ディーグランデ(蛯名騎手)
「まだ若さがありますからね。今日はヨーイドンの展開になってしまいましたし、最後はジリジリになりました。気性面から、次にテンションが上がらなければいいなと思います。少しずつ良くなっていってくれれば、と思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

  • カリンバ
  • (牝2、美浦・田中剛厩舎)
  • 父:ルーラーシップ
  • 母:アフリカンピアノ
  • 母父:ディープインパクト

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