【中京記念】リフレッシュ効果で唸る仕上がり 昨年の3着馬ケントオー

19日、中京記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、六甲S3着で、昨年のこのレースの3着馬ケントオー(牡5、栗東・西橋厩舎)は、助手を背に坂路で終い重点の調整。軽やかな脚捌きで4F54.7-40.1-26.1-12.8秒を計時。ここを目標にキッチリとリフレッシュされてきた。

「久々がどうかと思ってましたが、1週前に太宰騎手を乗せて自己ベストで動けましたからね。けさは輸送もあるし、息を整える程度で。唸ってたし、十分でしょう。去年は3着だったけど、使い込んで硬さもあった。今年はそれを踏まえて放牧を挟んで調整。サマーマイルシリーズを目標にしてきましたからね。いい走りをして欲しい」と高橋厩務員は仕上げに自信を見せる。昨年を超える走りを期待したい。


前走、ヴィクトリアマイル13着のアスカビレン(牝5、栗東・中尾秀厩舎)は、松山弘平騎手が跨がって坂路へ。終い一杯に追われると水分を含んだ馬場も全く問題にせず力強いフットワークで登坂。4F51.1-37.3-24.7-12.4秒の自己ベストを叩き出した。

この動きに中尾秀正調教師も「ヴィクトリアMはさすがに相手も強かったけど、着順ほどは負けてなかった。頑張ってると思いますよ。 その前走後はこのレースを目標に調整してきました。今週は松山を乗せて追い切り。どんな馬かイメージはできたと思います。馬場状態も問わないし、この条件であらためて、ですね」とニッコリ。反撃へ確かな手応えを掴んでいる。