【アフター5スター賞】転入初戦のキタサンミカヅキが豪快差し切り 御神本アピアは3着

キタサンミカヅキ

8月30日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第24回 アフター5スター賞(S3)(3歳上 別定 1着賞金:1300万円 ダート1200m)は、繁田健一騎手騎乗の8番人気・キタサンミカヅキ(牡7、船橋・佐藤賢厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:11.6(良)。

2着に1.1/4馬身差で4番人気・ゴーディー(牡9、大井・赤嶺本厩舎)、3着には3/4馬身差で2番人気・アピア(セン6、大井・藤田輝厩舎)が続いた。

抜群のスタートをみせたのが、的場文男騎手のゴーディー。気合をつけてハナに立つと、スアデラ、サブノジュニアらもマーク。今週から2年半振り復帰した御神本訓史騎手のアピアもかかり気味に先行する。キタサンミカヅキは馬群の後方を追走。前半3F34.5秒のハイペースで直線を向くと、逃げたゴーディーに内からサブノジュニアも食い下がり、馬場の中目をスアデラ、アピアが脚を伸ばす。
ゴーディーが他馬を振り切ったかに思われたが、上位争いを尻目に外から脚を伸ばしたのがキタサンミカヅキ。豪快な追い込みをみせ、ゴール直前で勝利をもぎとった。人気勢は追い比べに屈し、1番人気のスアデラは5着、3番人気のサブノジュニアは4着に敗れている。

勝ったキタサンミカヅキはJRAからの転入初戦で初めての重賞制覇。JRA時代も豪快な末脚を武器に、6勝(うちオープン特別1勝)の活躍をみせていたが、今年6月の天保山SをもってJRAの競走馬登録を抹消。活躍の場を南関東に求めたが、一発回答となる勝利だった。

馬主はキタサンブラックなどで知られる、北島三郎さんの大野商事、生産者は日高町の広中稔氏。馬名の意味由来は「冠名+三日月」。騎乗していた繁田健騎手は今開催で約1カ月半振りの復帰を果たしたばかり。管理する佐藤賢二調教師は今年の東京ダービー、ジャパンダートダービーをヒガシウィルウィンで制しており、またも、新たな期待馬が誕生したことになる。

【繁田健一騎手のコメント】
「速い馬に乗せてもらって、感謝しています。馬のデキとしては『すくんでいる』と聞いていたので、返し馬でほぐしてレースに向かいました。 先生からは中団くらいで、という指示。イメージ通りには乗れましたね。思っていた通り、タメていけばキレる馬ですね。 今の段階でこれくらい走れるのならば、この先が楽しみですね。引き続き応援してください」

キタサンミカヅキ
(牡7、船橋・佐藤賢厩舎)
父:キングヘイロー
母:キタサンジュエリー
母父:サクラバクシンオー
通算成績:42戦7勝
(地方通算:1戦1勝)
重賞勝利:17年アフター5スター賞(S3)

キタサンミカヅキ
キタサンミカヅキ
キタサンミカヅキ

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御神本訓史

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