【スプリンターズS】闘魂注入ビッグアーサー「去年の状態に持っていきたい」

G1ホースの底力を見せるかビッグアーサー

G1ホースの底力を見せるかビッグアーサー

21日、スプリンターズS(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

昨年12月の香港スプリント10着以来の実戦となるビッグアーサー(牡6、栗東・藤岡健厩舎)は、城戸義政騎手を背に坂路へ。ラストはビッシリと追われて4F51.8-37.3-25.8-13.8秒をマーク。終いは時計を要したが、まずは1週前にビッシリと追えたことは評価出来る。

藤岡健一調教師も「ツメのほうは問題ない。1週前なので今週は速い時計を出すつもりで、目一杯に追って負荷をかけた。全体時計は出たけど、思ったよりラストの時計がかかったかな。体にも余裕があるし、まだ筋肉の張りは物足りないが、このひと追いで良くなってくるはず。去年のスプリンターズSぐらいの状態に持っていきたい」と前向きに話した。

昨年は春の高松宮記念、秋初戦のセントウルSを快勝して、単勝1.8倍の1番人気に支持されたが、結果は直線で行き場をなくして12着。暮れの香港スプリントも10着と不完全燃焼に終わった。今年初戦がG1とハードルは高いが、スプリント戦での高いポテンシャルは実績が示す通り。あと1週でどこまで状態を上げてくるか注目される。