【菊花賞】ダンビュライト距離克服へ「ユタカ君にうまく騙してもらって」

音無秀孝

菊花賞にダンビュライトを送り出す音無調教師

18日、菊花賞(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

追い切り後、ダンビュライト(牡3、栗東・音無厩舎)を管理する音無秀孝調教師の一問一答は以下の通り。

●上背も伸びた プラス体重は成長分

-:ダンビュライトについてお話を伺ってまいります。今日の追い切りの指示と印象をお聞かせください。

音無秀孝調教師:指示はいつもの通り一杯やるように指示したんですけど、馬場がちょっと悪いんで、あんまり悪い馬場のときは苦手なので、動き自体は悪くなかったですけどね。

-:満足のいく出来と見てもよろしいでしょうか?

音:うん、大丈夫でしょう。

-:前走の神戸新聞杯を振り返っていただきたいのですが、いかがでしょう。

音:ユタカ君(武豊騎手)が2番手を取りに行きまして、そこで少し脚を使ったかなという気もするんですが、ちゃんと走りましたからね。それなりに良かったと思います。

-:前走は馬体重がプラス16キロでの出走となりましたが、そのあたりは?

音:当日はちょっと太いかなと僕も思ったんですけど、神戸新聞杯を使って現状も同じような馬体をしてますし、多分成長分だと思うんですよね。減ってはいないということなので、同じような体で出てくると思います。

-:馬体重もしっかり増えましたが、夏から秋に行くにあたって成長したと感じるところは?

音:上背も少しだけ伸びたんですよね。幅も出ましたので、そのぶんプラス16キロになったのかなと思います。

-:非常に良い状態で迎えられると思うんですけれども、舞台が京都の3000mに変わりますが、そのあたりは?

音:問題はそこなんでしょうね。どの馬も初めての距離ですから、やってみないとわからない部分も多いですけれども、血統的背景は長いところを走っている馬もいますから、おそらく乗り方次第でしょうけど大丈夫だと思います。ユタカ君も神戸新聞杯はちょっと前に行かせるレースをしましたけど、彼も何回も経験しているとおり長い距離になればなるほど上手に乗りますので、ユタカ君の腕に期待して、うまく騙して乗ってくれるんじゃないかなと思っています。

-:武豊騎手を信じてという形になるんでしょうか?

音:そうですね。とにかく天皇賞の長い3200mでも実績がありますし、本当に頼りになるジョッキーだと思っています。

-:1勝馬ながらクラシックでしっかりと力を見せて迎える最後の一冠となりますが、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

音:新馬を勝ってからずっと勝てていないので、あんまり自信めいたものはないんですけど、そこそこの力は持っているから、うまくレースの流れに乗れて自分の力を発揮できるような状況になれば可能性はあるかなと思っていますので、応援してください。

音無秀孝調教師
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