【スプリングS】ここでは実績随一ステルヴィオ「良い意味で変わりない」

ステルヴィオ

スプリングSに向けて追い切りを行うステルヴィオ(左)

14日、スプリングステークス(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、朝日杯FSで2着だったステルヴィオ(牡3、美浦・木村厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.8-53.5-39.4-12.9秒をマークした。

【木村哲也調教師のコメント】
「前走は道中ゴチャゴチャしたところはありましたが、最後は良い脚を使って仕事をしてくれました。結果は残念でしたが、よく頑張ったと思います。レース後はノーザンファーム天栄に放牧に出して、疲れを取って立て直しました。昨年の秋2戦を使ったときは毛ヅヤが冴えませんでしたが、今回は良い状態で帰厩しました。

先週の1週前追い切りでは抜け出してから遊ぶ面を見せたので、今週はゴール板を過ぎてもソラを使わないようなシチュエーションを作ってやりました。いつも良い動きをする馬ですし、今回も良い意味で変わりなくきています。暖かくなって体も良くなってきましたし、精神面は元々注文の付かない馬ですからね。高いレベルで状態は維持できています。

いつも一生懸命走りますし、いろんな競馬場で安定して走れる辺りは偉いと思います。この後はこの馬のパフォーマンスを出せるように、健康な状態でレース当日を迎えられるように調整していきます」

●前走、共同通信杯で4着だったゴーフォザサミット(牡3、美浦・藤沢和厩舎)は、田辺裕信騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.1-51.7-38.2-12.6秒をマークした。

【田辺裕信騎手のコメント】
「元々緩さがありますし競馬を1回使ってグッと状態が上がってくるタイプではありませんが、順調に攻め馬を積めていることは良いと思います。前走は全然ついていけませんでした。急かせば行けたかもしれませんが、リズムがダラダラしそうだったのであの位置からになりました。今回はその辺りも変わってきてほしいですね。

同じ後ろから行く形でも、前を射程圏に入れながら脚を溜める形が理想です。中山コースは東京のように淡々とした流れにならないこともあるので、コース替わりは良いかもしれません」

●前走、京成杯で4着だったライトカラカゼ(牡3、美浦・相沢厩舎)は、丸山元気騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F81.1-65.7-52.0-39.1-13.3秒をマークした。

【相沢郁調教師のコメント】
「今週の追い切りはビッシリやろうと思っていて、その予定通りにやれました。併せた相手が動きますし、この馬は外を回っているので遅れは心配しなくていいです。時計も速かったですし、良い負荷をかけられたと思います。テンションが高い馬なので、前走後は放牧に出して1回リフレッシュさせました。帰厩後も落ち着いていますし、良い休養になりました。

まだ緩さがありますし完成するのは先になりますが、今回も相手なりに走れると思います。長距離をこなせるタイプですし、1800も守備範囲です。元々期待している馬ですし、前にカベを作って好位から運ぶ未勝利勝ちのときと同じような競馬が出来れば、と思っています」

●前走、3歳未勝利(2/17・東京・芝1800)を勝利したバールドバイ(牡3、美浦・木村厩舎)は、北村宏司騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F55.9-40.9-12.9秒をマークした。

【木村哲也調教師のコメント】
「今週の追い切りは3頭併せでやりましたが、良い動きでした。まだ馬が全然完成していない状況でこれだけやれているように、能力があります。重賞ですし甘くないですけど、爆発力もあるのでビュンときても驚きはしません。これから更に良くなってくる馬ですし、先々も期待しています」

●前走、共同通信杯で8着だったコスモイグナーツ(牡3、美浦・高橋祥厩舎)は、津村明秀騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.9-52.9-39.4-13.7秒をマークした。

【高橋祥泰調教師のコメント】
「今週の追い切りは時計は普通でしたが、あの動きなら問題ありません。津村騎手に初めて乗ってもらいましたが、動きがすごく良かったと言ってくれましたし津村騎手とこの馬は合うと思います。切れる脚を使うタイプではありませんし展開や馬場など注文が付きますが、馬場が渋れば良いと思います」

ゴーフォザサミット

スプリングSに向けて追い切りを行うゴーフォザサミット(左)

ライトカラカゼ

スプリングSに向けて追い切りを行うライトカラカゼ

バールドバイ

スプリングSに向けて追い切りを行うバールドバイ

コスモイグナーツ

スプリングSに向けて追い切りを行うコスモイグナーツ