【新馬チェック】快進撃のマーフィー騎手も高評価!アイワナビリーヴ素質十分

アイワナビリーヴ

3番手から圧勝したアイワナビリーヴ


◆1月27日(日)1回東京2日目6R 3歳新馬(芝1800m)
アイワナビリーヴ(牝3、美浦・戸田厩舎) O.マーフィー騎手
父:ジャスタウェイ
母:ワナダンス
レース評価:★★★☆☆

道中3番手でレースを進めると、直線で切り替えて前を捉え、一気に抜け出して勝負を決めた。上がり3Fタイムはメンバー中最速の34.0秒。素質の高さをまざまざと見せる結果となった。

母ワナダンスはアルゼンチンのG1であるサトゥルニーノJウンスエ大賞を制している。このレースはダートの1200mのG1であるものの、娘は芝の中距離に適性がありそうだ。抜け出す脚も速く素質を感じるが、騎乗したマーフィー騎手が「すごくいい馬。テンションが上がり過ぎなければ、今後楽しみです」と言っているように、今後は気性面との戦いになる可能性もある。


◆1月27日(日)2回京都2日目6R 3歳新馬(芝1800m)
ユニコーンライオン(牡3、栗東・矢作厩舎) M.デムーロ騎手
父:No Nay Never
母:Muravka
レース評価:★★★☆☆

好スタートから2番手で流れに乗り、直線へ。当初は反応が鈍く直線で外から2着馬が伸びてきたのに反応すると一気にギアを上げ、抜かせずにそのまま1着でゴールイン。センスの良さを見せ付けた。

父は芝1200mの仏G1・モルニ賞を勝った新種牡馬。産駒の仕上がりは早いが、ユニコーンライオンは馬体重540キロとかなり大型であることに加え、4コーナーの反応の鈍さなど、決して新馬向きではなかった。それだけにこの1勝は価値がある。実戦を使いどこまで上向いてくるか。期待も込めて星3つとした。

ユニコーンライオン

しぶとく伸びたユニコーンライオン


◆1月26日(土)1回中京3日目5R 3歳新馬(芝1600m)
ピースワンパラディ(牡3、美浦・大竹厩舎) 丸山元気騎手
父:ジャングルポケット
母:クリアソウル
レース評価:★★★☆☆

中団外目を追走すると、直線では鋭く伸びて快勝した。ラスト3Fのレースラップは12.0-11.3-11.0秒と綺麗な加速ラップを刻んでおり、この流れを上がり3F33.8秒の末脚で差し切った内容は価値がある。

母系はヴィクトリアマイルを制したホエールキャプチャなどを送り出した名門チヨダマサコの一族。この一族の牡馬は切れる脚を使えない馬も多いだけに、切れる脚を使えたのは好印象。ジャングルポケット産駒の牡馬は新馬勝ちがそう多くなく、新馬を勝てる馬は高確率で準オープン以上に出世する。成長力ある配合だけに、この先が楽しみな素材だ。

ピースワンパラディ

差し切り勝ちを決めたピースワンパラディ