【今週のコメント特注馬】中山は苦しい!東京替わりで好走必至の実力馬!

<現場取材でつかんだ!コメント特注馬>

●4月20日(土)福島9R・4歳上500万(ダート1150m)
サイドストリート(牝4、美浦・伊藤大厩舎)

前走の3月24日、4歳上500万では好スタートからハナに行ったものの、最後は脚が甘くなり7着に敗れた。34.7-38.2という前傾ラップだったこと、この日の中山ダートは差しが利きやすかったことが敗因に挙げられる。

もう一つ敗因として挙げたいのは、騎乗した勝浦正樹騎手の「スタートを出てハナに行けたのですが、終いは甘くなってしまいました。福島のような平坦なスピードを活かせるコースのほうがいいのかもしれません」というコメント。今回の舞台は福島1150m。外枠を引いたのもプラスだろう。鞍上の勝浦騎手は先週、待望の今年初勝利を挙げ上り調子。巻き返しに期待したい。


●4月21日(日)東京9R・石和特別(芝1800m)
シュバルツボンバー(牡4、栗東・須貝尚厩舎)

前走の富里特別では1コーナー10番手と苦しい位置取りとなり、道中押し上げるも6着に終わってしまった。騎乗した三浦皇成騎手は「中山芝1800mは1コーナーまでの距離が短いことから、前半思い通りのポジションを取れませんでした。4コーナーまではいい感じでしたし、跳びが大きいので広いコースのワンターンが合っていると思います」と敗因、そして適条件について語っていた。

今回の石和特別の舞台は広い東京のワンターンコースである芝1800m。条件は大幅に好転していると言っていい。東京コースではかつてサウジアラビアロイヤルCで5着がある。1着ダノンプレミアム、2着ステルヴィオと豪華メンバーだった一戦で、そこで中身の濃い5着を演じる力があるだけに、1000万では力上位だろう。


◆先週の結果

★土曜阪神11R・アーリントンC ユニコーンライオン 5着(5人気)
35.0-34.4というそこまで速くないペースを外の3番手で追走。直線に向いて反応が鈍いところはあったものの、最後までしぶとく伸びて、1着イベリスとは0.1秒差の5着とかなり惜しい内容でフィニッシュした。

最後まで伸びているとはいえ、スローペースからの瞬発力勝負になり、その分切れ味鋭い差し脚を持つ馬たちに交わされてしまった部分が大きい。折り合い面を考えればマイルへの距離短縮は奏功しており、もう少し瞬発力を問われない、持続力勝負になれば内容は更に良くなりそうだ。


★土曜福島10R・雪うさぎ賞 タガノジェロディ 7着(11人気)
スタートは互角に出たものの、その後置いていかれ、4コーナー15番手と絶望的な位置。レース前半3F33.3とペースが速くなってしまったことで、追走に苦労する一面が見られた。

ただ上がり3Fはメンバー中2位の35.1と、勝ち馬ショウナンタイガに次ぐ末脚を駆使しており、やはり福島のように坂の緩いコースは合っている。1400mの平坦コースなら更なる上積みが期待できそうだ。次もメンバーがよほど悪くなければ、人気はそこまで高くないだろう。狙って面白い存在かもしれない。