【新馬チェック】評判通りの決め手を見せたワーケアに星4つ!西ではキズナ産駒が初勝利!

ワーケア

◆6月9日(日)3回東京4日目5R 2歳新馬(芝1800m)
ワーケア(牡2、美浦・手塚厩舎) C.ルメール騎手
父ハーツクライ
母チェリーコレクト
母父オラトリオ
☆☆☆☆★

調教の動きも良く、1番人気に推されたワーケアが、道中は後方に控えると直線で大外に持ち出され、直線やや内に切れ込む素振りを見せながら一気に差し切った。柔らかい馬場ながら、上がり3Fは33.2。馬場を考えればかなり速い数字だ。騎乗したルメール騎手も「能力がありそうです。乗りやすかったし、距離も持つと思います。切れ味がありますね」と笑顔を浮かべていた。

母はイタリアオークス馬チェリーコレクト。姉に福島牝馬Sで3着だったダノングレースがいる。ダノングレースが歳を重ねて気性、身体面共に成長しただけに、この馬も更なる成長が望める。復帰は秋の東京とのことだが、更なるパフォーマンスを見せてくれることだろう。

ルーチェデラヴィタ

◆6月9日(日)3回阪神2日目5R 2歳新馬(芝1600m)
ルーチェデラヴィタ(牝2、栗東・西村厩舎) 池添騎手
父キズナ
母トウカイライフ
母父トウカイテイオー
☆☆☆★★

道中は3番手の内で脚を溜め、直線で追い出されると素早く反応。あっさり抜け出して勝負を決めた。芝の状態が重かった分勝ち時計は出ていないものの、レースセンスは非常に高く、競馬の安定感が光る。さすが、デビュー前に坂路で好時計を連発していただけある素材。母トウカイライフはトウカイテイオー×リアルシャダイというクラシック血統。そこにダービー馬キズナを迎えたことで、距離は伸びても問題ないだろう。

好位を取れるセンス、立ち回りの巧さはスローペースの多い2歳戦で大きな武器となる。決して早期からバリバリ走れるという牝系ではなく、更なる伸びしろもありそうだ。