【チャンピオンズC】世界No.1 デットーリ騎手が激白!オメガパフュームの勝算とは

L.デットーリ

27日、チャンピオンズカップ(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走JBCクラシック2着のオメガパフューム(牡4、栗東・安田翔厩舎)は栗東坂路で最終調整。4F52.0-38.0-24.8-12.5秒(前走時4F51.5-38.0-25.4-13.1秒)をマークした。
追い切り後に行われた共同会見でL.デットーリ騎手、そして安田翔伍調教師が以下のとおりコメントを残した。

【L.デットーリ騎手のコメント】
■日本競馬の雰囲気
先週は雨が降っていましたけれども、たくさんのファンの人に応援していただいて、とてもエキサイティングな雰囲気がとても印象的でした。そしてその応援にサポートしていただいて乗ることができました。私の馬は重馬場に泣かされてあまり良い成績は残せませんでしたが、O.マーフィーが良い競馬をしてとても嬉しかったです。

■注目度が高い中でレースに臨む気持ち
とてもたくさんのファンの皆さんに先週も囲まれまして、また大きな声援をいただきまして、また僕の名前を大きな声で呼んでくださる方もたくさんいて、それが後押しになりました。今週の日曜日も重賞、オメガパフュームは勝つチャンスがあると思いますし、とても楽しみです。

■オメガパフュームの印象
ビデオは見ました。ミルコが多くの機会に乗っていましたし、ミルコもこの馬について褒めていました。この馬は後ろから行く競馬で、またダートが好きということで、今週も楽しみだと思います。

■厩舎サイドとは何か話したか
今まではジャパンCや他のレースに集中していましたので、まだオメガパフュームについて話してはいませんでした。これから先生と仕上がり具合とかも聞いていって話していこうと思います。

■中京コースについての研究
武豊さんやミルコも中京競馬場は新しい競馬場で、とても褒めていました。東京と少し似ていると思います。私は世界中でいろいろな競馬場で乗ってきていますので、問題なくあわせて乗っていけると思います。

■前身のジャパンCダートで優勝しているが、何か縁は感じるか
だいぶ昔の話になりますが、土曜日、日曜日と、ジャパンC、ジャパンCダートと勝つことができまして、世界でもとても権威のあるレースに勝ててとても嬉しかったのを覚えています。そして今はもう調教師を引退されましたが、小島太先生がとても私をサポートしてくださって、楽しんで乗ることもできました。

■ファンへのメッセージ
とても楽しみにしています。勝つために頑張っていこうと思います。一番大事なのは勝つことであり、その後に「フライング ディス マウント」ができたらと思います。

オメガパフューム
安田翔伍調教師

【安田翔伍調教師のコメント】
■有力馬としてレースを迎える気持ち
去年から1年経って経験も積んで来ましたし、精神面もこちらが求めている以上の大人っぷりを見せてくれていますので、そういう経験を生かして去年の競馬内容を補えるような走りをお見せできたらと思います。

■中間の仕上がり具合
いつもレース後にある程度ダメージがありまして、それをケアしてからコンディションを競馬に向けて集中力を高めて行くルーティンがあったんですが、前走の浦和を終わってから今までにないぐらい疲労がなかったので、その分負荷は駆けられるという利点はあったんですけど、その負荷をかけたことによって、馬が競馬に向けての集中力の高め方のタイミングが狂わないかという事をすごく配慮して調整してきたんです。

しかし先週の追い切りでしっかりと負荷もかけられましたし、かと言ってそこまで競馬に向けてのいつもの集中力じゃなくある程度ヤンチャぶりも見せたんで、今週の追い切りで、競馬と勘づいてくれるんじゃないかなと思ってます。

■今週の追い切りのポイント
もうある程度馬はコンディションの方は整っていますので、走りの行儀の悪さを見せないように、その確認と、あとは追い切りを終わって以降の集中力を高められるような多少メリハリを利かせた追い切りをしたいなと思っています。

■左回りへの対応
前走の競馬でも、まだ左回りを言われますかね。僕としては左回りに苦手意識はありませんし、前走の前もいろいろ小回り、左回りという事を不安視されるところはあったんですけど、前走の競馬内容を見て、本当にこちらが思い描いている感触通りの競馬はしてくれたので、中京の左回りということにそこまで課題としては考えていません。

■中京ダ1800mのポイント
やはり枠とかは重要になってきますね。

■理想の枠
昨年のように外々を回ってしまう展開だとやはり着順にも影響はありますので、より体力的なロスがない中でのインコースでの競馬というのが取れる枠・並びが欲しいなと思います。

■ライバル関係
このクラスになったら相手関係どうこうというよりも、万全な状態で送り出すということしか考えていません。

■世界のデットーリ騎手を迎えて
誰が乗ってもやることは変わらないので。どういった競馬をしてくれるのかなというファン目線での意識ももちろんありますけど、パフュームとレースを目指して行くという中ではやることは、ジョッキーは誰が乗っても一緒です。

■JRAのG1を取るために最も重要なこと
当日レースに送り出すまでの我々の管理ももちろん重要ですが、出てから能力を引き出すための運とそれを導いてくれるジョッキーの技術など全てかみ合わないと、1着は伴わないかなとは考えています。

■JRAのG1を取るために最も重要なこと
当日レースに送り出すまでの我々の管理ももちろん重要ですが、出てから能力を引き出すための運とそれを導いてくれるジョッキーの技術など全てかみ合わないと、1着は伴わないかなとは考えています。

■レースにかける意気込み
何とかパフュームをJRAのG1馬にしてあげたいなという気持ちは強いですから、当日までしっかりその能力を発揮できるように管理して参りますので、応援よろしくお願いします。