【フェアリーS】いざ輝く1等星へ!イフェイオンが接戦から抜け出し勝利

直線鋭く伸びて差し切ったイフェイオン

直線鋭く伸びて差し切ったイフェイオン

1月7日(日)、1回中山2日目11Rで第40回フェアリーステークス(G3)(芝1600m)が行なわれ、西村淳也騎手騎乗の5番人気・イフェイオン(牝3、栗東・杉山佳厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:34.0(良)。

2着にはクビ差で6番人気・マスクオールウィン(牝3、美浦・牧厩舎)、3着にはクビ差で4番人気・ラヴスコール(牝3、美浦・加藤征厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたスティールブルー(牝3、美浦・宗像厩舎)は4着に敗れた。

勝ったイフェイオンは母に重賞2着2回のイチオクノホシ、叔母にコスタボニータのいる血統。デビュー以来2戦ともに非凡な末脚を見せていた馬だったが、この重賞の舞台でも実力を存分に発揮。直線で早々に抜け出すと、後方から迫ってくる馬たちに先頭を譲らなかった。これで母が届かなかった重賞制覇を成し遂げ、大きな一歩を踏み出したイフェイオン。この先のさらなる大舞台でも、強い輝きを放つ姿に期待したい。

馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム

  • イフェイオン
  • (牝3、栗東・杉山佳厩舎)
  • 父:エピファネイア
  • 母:イチオクノホシ
  • 母父:ゼンノロブロイ
  • 通算成績:3戦2勝
  • 重賞勝利:
  • 24年フェアリーS(G3)


1着イフェイオン 西村淳騎手
「終始手応えが良かったので、自信持って直線に向かえました。外枠で難しい競馬になると思っていて、スタートだけは良く切りたいと思っていたので、予想通りの競馬になってよかった。まだ若いし、改善点もあるが着実に直していきたい。未勝利からすぐに重賞を勝ってくれたし、3歳クラシックに行けたらいいですね。自分も今年はGⅠを取るという目標を達成したいです」

2着マスクオールウィン 津村騎手
「もう少しだった。スタートがいまひとつだったので、レース前に考えていたプランからは切り替えて後ろからの競馬に徹した。前の馬がしぶとかったが、この馬も脚を使ってくれた。道中力まなければ1600mでもやれる馬です」

3着ラヴスコール 横山武騎手
「悔しいですね。逃げ馬の後ろで行きたいと思っていたが、スタートが早くてなくてあのポジションに。でも内でもおさまってくれたし、ラストも狭いところを割って伸びてくれた。前走は後手後手でこの馬の良さを出せなかったが、今日は良かったです」

4着スティールブルー C.ルメール騎手
「残念ながら少し後ろになってしまった。ペースもミドルだった。そんな中最後は良く来てくれた。重賞レベルがあると思う、レース前の気持ちなどまだ子供だけど、1600~1800mで走れると思います」

6着キャットファイト 坂井騎手
「厩舎が工夫してくれて、落ち着いてレースを運べました。ただ外からのプレッシャーが厳しくて、それがなければ上位を狙えたと思う。いい馬だと思います」

7着テリオスサラ 石橋騎手
「出遅れが全て。痛かった。ゲートで我慢していたけど、その後に立ってしまった。調子は良かったし、今日は残念でしたが、これからまだ楽しみな馬です」

イフェイオン

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。