【北九州記念】人気薄でもバンバン来る!激走条件を満たした「小倉芝1200mスペシャリスト」

コースに適した先行策で好走したテイエムスパーダ

コースに適した先行策で好走したテイエムスパーダ


サマースプリントシリーズ第2戦、北九州記念(G3、小倉芝1200m)は「スペシャリスト」に注目!

実際、ご覧になられた方が早いでしょう。今年とほぼ同時期に行われた24年及び、CBC賞として小倉芝1200mで施行された2021、22年は小倉巧者が馬券に絡んでいるのをご存じでしょうか?

●24年 北九州記念(G3、小倉芝1200m)

2着 ヨシノイースター(9人気)
→北九州短距離S(OP)1着など3戦2連対


●22年 CBC賞(G3、小倉芝1200m)

1着 テイエムスパーダ(2人気)
→小倉芝1200mで[2-1-0-0]連対率100%

3着 アネゴハダ(1人気)
→小倉2歳S(G3)3着


●21年 CBC賞(G3、小倉芝1200m)

1着 ファストフォース(8人気)
→西部スポニチ賞(2勝クラス)1着

2コーナー奥のポケットからスタートする小倉芝1200mは、最初のコーナーまでの距離が479mと長いのが特徴。コース最高部からのスタート後すぐに下りとなるためスピードが出やすく、前半3ハロンのラップが速くなりやすい傾向があります。

さらに3~4角ともコーナーでスピードが落ちにくいスパイラルカーブで下りとなっているため、コーナリングの巧さも必要。特に芝の状態が良い夏開催の序盤ともなると、逃げ先行馬はなかなか止まりません。

事実、21年CBC賞1着ファストフォース、22年1着テイエムスパーダとも小倉芝1200m好走時は前に行ってのもの。24年2着ヨシノイースターも同年の北九州短距離S勝利時は2番手から抜け出しており、今年も前々で競馬できる小倉芝1200m巧者が狙い目です。

出走する小倉実績馬の中でも特に注目は昨年の2着馬で、オープン重賞を含む芝1200mで4戦3連対と相性抜群のヨシノイースターでしょう。7歳を迎えた今期も前走の春雷Sを勝利するなど衰え知らずで、トップハンデ58キロでも侮れない存在となります。

また穴でイチ押しは小倉芝1200mで[3-1-0-1]連対率80%を誇るレッドヒルシューズです。同コースで唯一馬券に絡めなかった25年北九州短距離Sも出遅れて後方からの競馬を強いられ、直線で他馬に寄られる不利がありながら勝ったキタノエクスプレスに0秒3差の7着まで追い上げました。

同馬にとって小倉芝1200mの必勝パターンであるスピードを生かした前々の競馬が本来のスタイル。過去の小倉芝1200mでの好走時はいずれも積極策で粘りこんでいることから、人気薄の前残りに警戒して下さい!