【きさらぎ賞】成長した姿を見せるデビュー2戦目のレガッタ

4日、きさらぎ賞(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。昨年11月のデビュー戦を快勝して以来の競馬となるレガッタ(牡3、栗東・昆厩舎)は坂路で4F52.4-37.9-25.3-12.9秒をマーク。昆貢調教師は「予定していたより2秒近く速くなった。先週の日曜でだいたいできているし、今週は上がりだけでもよかったんだが」と苦笑いを浮かべたが、年明けから熱心に攻めを付ける四位洋文騎手との息は日増しに良くなっている。

キャリアは新馬戦の1戦のみ。3カ月ぶりの実戦がいきなりの重賞挑戦と高いハードルとなるのだが、これも陣営の期待が大きいからこそ。「初戦はいい走りをしてくれたが、まだ基礎体力がつききっていない段階だった。あの頃とは馬が違っているからね。血統的にも期待している馬だが、まずはここでどんな走りを見せてくれるかだね」と言葉は慎重ながら、師の表情には自信も垣間見えた。

舞台はデビュー戦と同じ京都の1800m。中間は他のコース、距離も選択肢にあったとのことだが、わずか1戦のキャリアを考えて、落ち着いてレースに臨めるよう、新馬戦と同じ舞台を選択。もちろんクラシックを見据えての決断で、単なる力試しの場ではない。父母合わせてG1・10勝の良血が2戦目でどんなパフォーマンスを見せるのか。大いに注目したい。

【ザ・インタビュー】クラシックを占う10冠ベビー・レガッタが第2幕へ
:昆貢調教師への独占インタビューを掲載中!