【弥生賞】挑戦者として臨むグァンチャーレ「どれだけやれるか」

4日、弥生賞(G2)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。シンザン記念1着からの参戦となるグァンチャーレ(牡3、栗東・北出厩舎)は助手を背に坂路での単走追い。強めに追われると4F52.3-37.8-24.4-12.3秒で駆け上がり、十分な仕上がり具合を感じさせた。

先週の追い切りではレースでも騎乗する武豊騎手を乗せ、CWコースで6F83秒3をマークし、しっかりと負荷を掛けてきた。それもあってか今回はやや軽めの調整となったが、北出成人調教師は「やれば動く馬だけど、もう速い時計がいる段階ではないからね。坂路でサッとやるだけで十分だよ」と合格点を与えた。

前走のシンザン記念ではコンビを組んで2戦目となった鞍上の好騎乗もあって、重賞初制覇を達成。それでも指揮官は挑戦者の立場であることを強調する。「この相手にどれだけやれるか。先につながる競馬をしてほしいね」と今回のレースを試金石と位置づける。この力試しを制し、クラシックへ弾みをつけられるのか。真価が問われる一戦だ。