【オークス】ミッキークイーン浜中「非常に力のある馬」

20日、オークス(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。忘れな草賞を快勝したミッキークイーン(牝3、栗東・池江寿厩舎)は、助手が騎乗してCWコースで終い重点の追い切り。霧のためタイムは計測できなかったが、池江泰寿調教師は「動き、息遣いともにまずまず」と及第点のジャッジ。待ちに待った大一番に挑む。

暮れに未勝利を勝ったあと、年明けの重賞・クイーンCで2着。メンバー最速の上がり3F33秒8をマークしたが、20キロの大幅な馬体減もあり、桜花賞への直行を選択。抽選の結果、桜花賞への出走が叶わず、桜花賞当日の忘れな草賞へ。そこで阪神JF1番人気のロカを破って賞金加算に成功。晴れて大舞台への切符を手に入れた。

デビューからの4戦すべてのレースで騎乗している浜中俊騎手も折り合い面や非凡の瞬発力を高く評価。「上手にキャリアを積んできた」とパートナーの成長ぶりに手応えを掴んでいる。

かつてはチョウカイキャロル、エリモエクセル、近年ではエリンコートが本番も制覇し、オークスで数多くの名勝負を演じてきた忘れな草賞の勝ち馬。秘めた末脚が直線爆発すれば、他馬を一気に飲み込んでしまっても何ら不思議ではない。



5月24日(日)に行われるオークス(G1)の最終追い切りが、栗東トレセンにて行われた。
ミッキークイーンに騎乗する浜中俊騎手の一問一答は以下の通り。

●馬体細化もなく晴れてG1の舞台へ

-:いよいよオークスの週を迎えました。1週前の調教にも騎乗されていますが、その日の感触からお願いします。

浜中俊騎手:1週前、調教に乗せてもらった感触は非常にいい状態で、馬もいい感じに来ているのではないかと思います。

-:追ってからの反応などはいかがでしょうか?

浜:そんなに強い調教はしていないのですが、反応、動きともに言うことないものでした。

-:ミッキークイーンのテンションについて、どう感じましたでしょうか?

浜:もともと穏やかな馬ですので、調教でも変わらずに落ち着いていました。

ミッキークイーン

▲晴れ舞台を前に順調さをアピールした浜中俊騎手


-:少し馬体重も減っているという状況で迎えていましたが、乗った感触、馬体面はどんな印象でしょうか?

浜:厩舎側からもカイバをシッカリ食べているということで、乗った感触も馬体が減って細くなっている感じは全くなかったです。

-:桜花賞の前と比べて、様子の変化というのは感じられますか?

浜:大きく変わったところはないですが、順調に来ているのが何よりだと思います。

-:その桜花賞には出走が叶わなかったということで、そのあとオープン特別を勝って、オークスの権利を手に入れました。そして、1週前追い切りから1週経ちました。厩舎からどんな情報が入っているのでしょうか?

浜:本当に順調に来ているということは聞いています。

-:東京のコースなのですが、クイーンCでコンビを組んで体験済みですね。

浜:そうですね。

-:左回りで競馬をしました。どんな様子だったのでしょうか?

浜:左回り自体も上手に走ってくれて、東京で走るということに関しては全く問題なく走ってくれました。

ミッキークイーン

-:距離も順調に延ばしながら、延ばしながら、いい感じで来ています。2000から2400、ジョッキーの見通しとしてはどうでしょうか?

浜:もともと桜花賞というよりかはオークス向きのタイプの馬だと思っていましたので、距離が延びることに全く不安はないですね。

-:むしろチャンスかなという声もありますが?

浜:初めて乗った時から非常に素質を見込んでいる馬ですので、本当に今回のG1で、桜花賞に出れなかった分もオークスで力を発揮できればいいなと思っています。

-:浜中さんが4戦全部手綱をとっていらっしゃいます。新馬戦からここまで、何か変化、肉体面、精神面、変化があるのならばお願いいたします。

浜:もともと馬体重と相談しながらという部分は新馬の頃からあったのですが、競馬に関しては折り合いや最後の瞬発力というのは非常にいいものがありますので、上手にキャリアを積んできたなという印象があります。

-:もともとデビューから期待の大きい馬でした。それではここでひと言、オークスに向けて抱負のほどをお願いします。

浜:非常に力のある馬ですし、ここでG1を、この馬と勝てればいいなと思っていますので、ぜひ応援してください。

-:素晴らしいレースを期待しています。

浜:はい。頑張ります!