【北海道スプリントC】シゲルカガ逃走V!念願の重賞初勝利

6月11日(木)、門別競馬場で行われた交流重賞・北海道スプリントC(Jpn3)(3歳上 1着賞金:2200万円 ダート1200m)は勝浦正樹騎手騎乗の2番人気・シゲルカガ(牡4、栗東・谷厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:12:5(良)。

2着には3/4馬身差で5番人気・ポアゾンブラック(牡6、門別・田中淳厩舎)、単勝1.4倍に推された1番人気・ダノンレジェンド(牡5、栗東・村山厩舎)はさらに3/4馬身差の3着で入線。

スタートからの出脚が優るシゲルカガが先手をとり、ポアゾンブラック、タイセイレジェンドが続く。ダノンレジェンドが出負けした形となり、中団やや後ろの位置取り。
3馬身差を付けた状態で最終コーナーに入ると、内からはポアゾンブラック、アドマイヤサガスが追いすがり、外からダノンレジェンドが襲いかかるが、マイペースでレースを優位に進めたシゲルカガは、後方からの追撃を抑え重賞初制覇。重賞連勝中のダノンレジェンドは序盤のロスが響き、3着に終わった。

勝ったシゲルカガはこれで芝・ダートあわせても6勝すべてが1200m戦というスプリント適性の高さを発揮。前走の東京スプリントではダノンレジェンドの2着に敗れていたが、雪辱を晴らした。鞍上の勝浦騎手とのコンビは<2-1-0-0>と抜群の相性を見せている。馬主の森中蕃氏にとっても2年ぶりの嬉しい重賞制覇となった。
生産者は馬道繁樹氏で、馬名の由来は「冠名+「加賀」令制国名(旧国名)」。

【勝浦正樹騎手のコメント】
「自分の形を持っている馬なので、変に小細工しないで、いつも通りハナを切っていこうとは決めていました。中央と違って内を開けて通るところがあるので、そのあたりを考えていつもよりは楽なペースで行けたかなと思います。道中の手応えはいつもの感じでした。直線に入る手前くらいから自分のリズムで他の馬を待たずに追うというスタイルでここまで来ているので、自分から動いていきました。(勝利の確信は?)ゴールまで分からなかったのですけど、本当に渋太い馬で、今日は頑張ってくれました。シゲルカガは4歳でまだまだ若いのでこれからも応援してください」

シゲルカガ
(牡4、栗東・谷厩舎)
父:パイロ
母:アレグレッツァ
母父:シャンハイ
通算成績:18戦6勝
重賞勝利:
15年北海道スプリントC(Jpn3)

シゲルカガ

シゲルカガ

シゲルカガ

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