【朝日杯FS】上積み十分のアドマイヤモラールは枠順がカギ

16日、日曜阪神11レース・朝日杯FS(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、京王杯2歳S2着のアドマイヤモラール(牡2、美浦・上原厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.7-38.1-12.7秒をマークした。

【上原博之調教師のコメント】
「新馬戦、2戦目と大外枠を引いて、外に行くことに神経がいってしまってエンジンのかかりが遅い感じでしたね。3戦目は大外枠ではなかったので普通に競馬が出来ましたし、終いも良い脚を使ってくれました。今日の追い切りも良い動きでしたし、この馬なりに良い状態に仕上がっています。ここまで堅実に走ってきていますし、以前より馬がしっかりして上積みもあるので楽しみです」

アドマイヤモラール


前走、くるみ賞1着のショウナンライズ(牡2、美浦・上原厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.7-52.4-37.7-12.9秒をマークした。

【上原博之調教師のコメント】
「先週の1週前追い切りをビシッとやっていますし、今日は前に馬を置いて単走でやる予定でした。最後は併せる形になりましたが、馬は元気ですし良い仕上がりです。ダイワメジャー産駒ですが、馬体は父よりコンパクトですし、その分機敏に動けます。体のバランスが良いですし、スピードの持続力があるところも父と似ています。行き出したら競馬でも追い切りでも前向きです。

ジョッキーは、前走も乗っていますし1週前追い切りでも乗ってくれたので大丈夫だろうと思っています。前走はノーステッキで勝ってくれましたし、今年のダイワメジャー産駒の牡馬のなかでは楽しみな1頭です」

ショウナンライズ


前走、2歳500万下(12/6・中山・ダ1200)1着のスリラーインマニラ(牡2、美浦・武井厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.0-38.7-13.0秒をマークした。

【武井亮調教師のコメント】
「元々稽古では動くタイプではありませんが、今日の追い切りはこの馬にしては良い動きでしたし、乗り手も前走以上の感触を掴んだようです。未勝利を勝つまで時間はかかりましたが、その後に2連勝しました。ダート替わりが良かったのかもしれませんが、ひとつ勝ったあとに馬が良くなっていたのも事実です。

以前に芝を使ったときは負けてしまいましたが、今は馬体重も増えて馬が充実していますし、今のデキでどこまでやれるか楽しみです。マイルは少し長いかもしれませんが、前走で控える競馬が出来たことは収穫でしたし、その辺りに期待します」

スリラーインマニラ


前走、東京スポーツ杯2歳S5着のハレルヤボーイ(牡2、美浦・田村厩舎)は、江田勇亮騎手を背に(レースでは浜中俊騎手が騎乗予定)南ウッドチップコースで追われ、5F67.3-52.6-38.3-12.5秒をマークした。

【田村康仁調教師のコメント】
「ここ2戦はどちらも5着でしたが、もう少し際どい競馬が出来たのではないか、と思っています。今回は良いジョッキーを押さえられましたし、人気もあまりないでしょうから、気楽な立場で向かえそうです。阪神のマイル戦は差しの競馬になることも多いですし、この馬には向いていると思います。

ここ2戦はスタートは良かったですけど、以前の競馬のイメージがあってジョッキーも抑えてしまったのかもしれません。今回は終いの切れ味が削がれない程度に、ある程度の位置で流れに乗って競馬が出来ればと思います」

ハレルヤボーイ