改めて地力強化を示した3着アスカノロマン「また一緒にG1に臨みたい」

●2月21日(日) 1回東京8日目11R 第33回フェブラリーS(G1)(ダ1600m)

0.7秒差の中に11頭がひしめき合った2着争い。惜しくもノンコノユメの豪脚に屈したが、メンバー2位の上がりで3着に食い込んだのは、前走の東海Sで重賞初制覇を達成したアスカノロマン(牡5、栗東・川村厩舎)。初のG1挑戦で改めて地力強化を示して見せた。

「スタート次第でレースを組み立てようと思っていました。ポジションを取りに行けなかったのですが、それも想定内。一度、差して勝ったこともあります。直線は長くいい脚を使いましたよ」とレースを振り返った太宰啓介騎手。今回はダートのマイル戦も初めてだったが、上がり3F34秒台の末脚を繰り出して3着は、今後に向けても大きな収穫だ。

「体質が強くなり、着実に力を出せるようになりましたね。輸送しても体も減らなかった。現時点でも緩さが残り、ほんとに良くなるのは秋以降でしょう。また一緒にG1に臨みたいですよ」と、人馬揃ってのG1初Vへ決意を新たにしていた。

アスカノロマン