【さきたま杯】大井のソルテが逃げ切ってG1馬たちを完封!

6月1日(水)、浦和競馬場で行なわれた交流重賞・第20回 さきたま杯(Jpn2)(4歳上 別定 1着賞金:3100万円 ダート1400m)が行なわれ、吉原寛人騎手騎乗の2番人気・ソルテ(牡6、大井・寺田新厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:25.9(良)。

2着には1馬身半差で1番人気・ベストウォーリア(牡5、栗東・石坂厩舎)、3着には2馬身半差で5番人気・ドリームバレンチノ(牡9、栗東・加用厩舎)が続いて入線した。

人気の一角、ホワイトフーガがスタートで躓き立ち遅れ。人気のソルテがハナを主張し、外からコーリンベリーが番手を確保。内からサトノタイガー、その外にベストウォーリアが続き、直後にホワイトフーガ、ラブバレット、ドリームバレンチノと並ぶ。ソルテが主導権を握ったまま、馬群が凝縮して直線へ。
番手に控えていたコーリンベリーは激しく手が動き厳しい展開。変わって、外からベストウォーリアが馬体を併せ、内からサトノタイガーが脚を伸ばす。ベストウォーリアがコーナーリングで先頭のソルテに一旦並びかけるも、直線でギアを上げたソルテが後続を引き離しにかかる。ベストウォーリアも渋太く末を伸ばすが、最後までソルテの脚は衰える事なく、交流重賞初勝利を飾った。

勝ったソルテは前走のかしわ記念でコパノリッキーの2着に好走。それまで地方重賞7連勝と、昨年から本格化を見せると、地方を代表する1頭まで登り詰めた。今回が4度目となる中央勢との対戦で、地方勢としての意地を見せた。今後G1の舞台でも、中央勢を脅かす存在となるか、目が離せない。
馬主は(株)フロンティア、生産者は北海道新ひだか町の下村繁正氏。馬名の意味由来は「運(葡語)」。

【吉原寛人騎手のコメント
「ソルテを信じて乗っていたので、強かったの一言ですね。絶好の4番枠で、行きたい馬は外だったので、自分のスタートさえ決まれば、先手は取れると思っていました。2、3歩目には周りにいないくらいの絶好のスタートでした。もう少し絡まれるかなとは思っていたのですが、1、2コーナーもゆっくり走れて、息を入れる事が出来たので、あとは最後踏ん張ってくれると信じて乗っていました。手応えも十分で、最後の直線はまた伸びて、本当に強かったです。かしわ記念で強いところを見せてくれたので、ここも勝てるチャンスと思っていました。しっかり勝つことが出来てよかったです。今日はご来場頂きありがとうございます。これからもソルテは頑張ってくれると思うので、是非応援よろしくお願いします」

ソルテ
(牡6、大井・寺田新厩舎)
父:タイムパラドックス
母:ヒデノモンテローザ
母父:マルゼンスキー
通算成績:32戦14勝
重賞勝利:
16年さきたま杯(Jpn2)
16年フジノウェーブ記念(S3)
15年ゴールドC(S3)
15年マイルGP(S2)
15年サンタアニタT(S3)
15年京成盃グランドマイラーズ(S3)
15年川崎マイラーズ(S3)
13年ニューイヤーC(S3)
12年ハイセイコー記念(S2)

ソルテ

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