【POG】イブキが叩き合いを制し初戦V…東京新馬

6月12日(日)、3回東京4日目5Rで2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気・イブキ(牡2、美浦・奥村武厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:49.9(良)。

2着には半馬身差で2番人気・レジェンドセラー(牡2、美浦・木村厩舎)、3着には3/4馬身差で1番人気・フュージョンロック(牡2、栗東・須貝尚厩舎)が続いて入線した。

オーナーの金子真人HDとしては意外にも初めてのステイゴールド産駒所有となるフュージョンロックに人気が集まった1戦。スタートは比較的フラットに飛び出し、押してブラヴォバンビーノがハナへ立ち、番手にフュージョンロック。内からエーブルーティンが馬体を併せ、外からはイブキも先頭集団へ。縦長の馬群を形成のままコーナーへ入り、4角では馬群も凝縮して直線へ。
先頭のエーブルーティンが逃げ切りを図るが、2列目に構えたフュージョンロックとイブキが併せ馬で先頭を強襲。後方からは内をすくってライトニングゲーム、外からレジェンドカラーが脚を伸ばす。残り100m辺りでイブキが前に出るとそのまま押し切って新馬勝ちを決めた。

勝ったイブキは新種牡馬ルーラーシップ産駒で、記念すべき初勝利を飾った。近親には北海道スプリントを勝ったミリオンディスクがいる血統で、母の子としては初の新馬勝ちを決めた。ルーラーシップ産駒は今年の注目新種牡馬で、今度の活躍にも期待がかかる。

馬主は井山登氏、生産者は新冠町の岩見牧場。馬名の意味由来は「春の息吹のごとく」。

1着 イブキ(M・デムーロ騎手)
「ハートが大きいね。とても真面目だし、しっかり走った。最後に手前を替え、また伸びたよ。まだ若いから、これからの成長も大きい」

2着 レジェンドセラー(戸崎騎手)
「終いはしっかり。初戦から上々の内容です。センスがいいですよ」

3着 フュージョンロック(蛯名騎手)
「いいかたちの競馬はできている。まだ子供っぽいから、だんだん良くなるよ」

4着 マイネルクラース(柴田大騎手)
「スタートを出られなかったですし、最初の追い切りと同様、戸惑って進んでいかなくて。最後の最後にハミをとりました。エンジンがかかってからの脚はすばらしく、いいものを秘めています。レースに慣れれば変わりますよ」

6着 ブラヴォバンビーノ(石川騎手)
「前向きな性格。スタートも良く、前で競馬できました。まだ乗り込み量は少なく、奥がありそうですよ」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

イブキ
(牡2、美浦・奥村武厩舎)
父:ルーラーシップ
母:ピサノドヌーヴ
母父:アグネスタキオン

イブキ

イブキ

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