【プロキオンS】クラリティスカイCWで自己ベスト 初ダートでも不安なし

6日、プロキオンS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、京王杯スプリングC13着からここへ参戦するクラリティスカイ(牡4、栗東・友道厩舎)は、C.ルメール騎手を背にCWで6F81.2-66.5-50.9-36.9-11.6秒をマーク。エトランドル(古馬1000万下)と併せ、約5馬身差追走から直線で抜き去り0.2秒先着。終い11.6秒と切れ味は抜群で、全体時計も自己ベストを叩きだし、体調の良さが伝わってくる。

ルメール騎手は「いい状態だと思う。少し追ってからの反応が遅い感じがしたけど、パワフルな馬だし、ダート自体は大丈夫だと思う。G1を勝ってるようにポテンシャルも高い馬ですからね」と初騎乗になるが鞍上の感触はなかなかのようだ。

昨年のNHKマイルCを制し、見事G1馬となった同馬だが、その後の3戦が3歳マイル王としては不甲斐ないレースが続いてしまい、今回は初のダートに矛先を向けてきた。クロフネ×母父スペシャルウィークという血統からもダートへの適性は高そうで、無視できない存在。果たして新しく活路を見いだせるかどうか。