昨年の青葉賞を勝ったヴァンキッシュランが引退、種牡馬入り

ヴァンキッシュラン

豪快な末脚で青葉賞を勝利

昨年の青葉賞を勝ったヴァンキッシュラン(牡4、栗東・角居厩舎)は、8月10日付で競走馬登録を抹消した。

ヴァンキッシュランは、2013年のセレクトセールにて1億9950万円という高額で落札。初勝利に4戦を要し、昇級初戦で1位入線を果たしながら2着に降着となるなど、デビュー当初はもどかしい面もあったが、ダービー出走へ背水の陣となったアザレア賞と青葉賞を連勝。ダービーの新星として注目された。しかし、本番のダービーでは13着と敗れ、その後に屈腱炎が判明。復帰に向けて調整を続けてきたが、メドが立たず、無念の引退となった。通算成績は8戦3勝。獲得賞金は7918万3000円。

今後は北海道日高町・エスティファームで種牡馬となる予定で、父がディープインパクト、母のリリーオブザヴァレーはフランスのG1勝ち馬で、母系にはUAEダービーを勝ち、ドバイワールドCでも2着に入ったムブタヒージがおり、ダービー制覇は子ども達に託されることになる。

馬主は島川隆哉氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「走りで打ち負かす」。

  • ヴァンキッシュラン
  • (牡4、栗東・角居厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:リリーオブザヴァレー
  • 母父:Galileo
  • 通算成績:8戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 16年青葉賞(G2)