【ジャパンC】輸送成功アイダホ「とても良い状態が続いている」

R.ムーア騎手騎乗で注目されるアイダホ

R.ムーア騎手騎乗で注目されるアイダホ

ジャパンC(G1)の追い切りが東京競馬場で行われた。

前走、カナディアンインターナショナル4着で、名手R.ムーア騎手騎乗で注目となるアイダホ(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)は23日、助手を背に芝コースで追われ、7F94.7-81.2-67.4-54.0-40.1-12.6秒をマークした。

【トーマス・コマフォード調教助手のコメント】
「馬の出走については管理するオブライエン調教師が決定しており、今回も日本に遠征することが望ましいと調教師が判断して参戦しました。スタートが良い馬なので、位置取りにはこだわらずどこからでもいけます。速いペースであればこの馬にとっては良いです。柔らかい馬場については問題ないと思っています。ヨーロッパでもキングジョージの時は柔らかい馬場でしたが問題ありませんでした。カナダでのレースは速いペースでタフなレースでしたが、日本に着いてからはとても良い状態が続いており、輸送は成功したと思います。他の陣営も希望しているでしょうが、真ん中より内側の枠に入れれば、スタートが良い馬なので、ペースにもよりますが上手く走ってくれると思います。」

前走、メルボルンC15着のブームタイム(牡6、豪・D.ヘイズ厩舎)は21日、助手を芝コースで追われ、8F114.7-98.0-82.3-67.3-52.3-37.3-11.6秒を馬なりでマークした。

【デヴィッド・ヘイズ馬主兼調教師のコメント】
「ジャパンカップへの参戦は、コーフィールドカップを優勝して招待を受けて決めました。彼のベストな戦法は、5番手から8番手でレースを進めて、最後の直線半ばから抜け出すことです。当日の馬場状態は、良馬場が良いですが、今日のような馬場でも2度から3度良い成績を残しています。前走のメルボルンカップの3200mはこの馬にとっては長く、適正距離ではありませんでした。14年ぶりにオーストラリアの馬が出走することとなり、とても興奮しています。私は、これまでに2頭出走させ、1990年のベタールースンアップは優勝、もう1頭は6着でした。今回は上位に食い込めることを願っています。希望の枠順は、真ん中から内側の枠に入れれば良いと思っています」

【コーリー・パリッシュ騎手のコメント】
「レースでの戦法は、中団で待機するのがベストですが、日本の競馬はペースが速いので、中団から後方になるかもしれません。日本にはプライベートを含めて、初めて来ましたが、東京競馬場に来てみて、日本の競馬のシステムが非常に素晴らしいことが分かりました」

オーストラリアから14年ぶりの出走となるブームタイム

オーストラリアから14年ぶりの出走となるブームタイム