前走重賞5着、降級馬ユラノトが人気に応える押し切り勝ち!…麦秋S

ユラノト

6月2日(土)、3回東京1日目11Rで麦秋ステークス(ダ1400m)が行なわれ、北村宏司騎手騎乗の1番人気・ユラノト(牡4、栗東・松田国厩舎)が優勝。好スタートを切って行きたい馬を行かせて、それらを見ながら好位の内目で追走。内でジッと脚を溜めて直線を向くと、そのまま空いたスペースをジワジワ伸びて、最後は逃げ馬の外に余裕を持って持ち出すと、一気に交わしさった。勝ちタイムは1:23.9(良)。

2着には2馬身差で4番人気・スピーディクール(牡4、美浦・石栗厩舎)、3着には半馬身差で2番人気・ハットラブ(牝4、美浦・菊沢厩舎)が続いて入線した。

勝ったユラノトの母は07年ヴィクトリアM(G1)を制したコイウタ。全兄は16年京都金杯(G3)で3着、オープン特別2勝など短距離路線を中心に活躍したミッキーラブソング。近親には重賞2勝のビハインドザマスクや07年天皇賞・秋(G1)で2着のアグネスアークなどがいる。
1000万下→1600万下を連勝して挑んだ前走のアンタレスS(G3)でも5着と力を見せていたが、今回はクラス再編成による4歳降級で再度1600万下での出走となり、足踏みすることなくきっちりと勝ち上がった。馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「百人一首の恋の歌の初句より」。

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1着 ユラノト(北村宏騎手)
「スタートがうまく決まっていいポジションをとれました。1400mは忙しいと思いましたがうまく対応してくれましたね。よく伸びてくれました」

2着 スピーディクール(横山和騎手)
「今回は急仕上げでそこがどうかと思っていました。前でも後ろからでも競馬ができる馬で、馬の気持ちに合わせて走らせました。最後は勝ち馬の切れ味にやられてしまいましたが、ほかの馬は封じ込めてますし、次が楽しみです」

3着 ハットラブ(菊沢調教師)
「内容は良かったと思います。このクラスだとマイルとかでもいいのかもしれませんね」

5着 ディープミタカ(蛯名騎手)
「内のいいところで運べました。しまいもよく頑張っていますよ」

12着 トラスト(柴田大騎手)
「手応えは良かったですが、あれ?と思うくらい急に手応えがなくなってしまいました。まだ今日で適性は決められませんね。ちょっとよく分からないです」

  • ユラノト
  • (牡4、栗東・松田国厩舎)
  • 父:キングカメハメハ
  • 母:コイウタ
  • 母父:フジキセキ
  • 通算成績:11戦5勝

ユラノト
ユラノト

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