【菊花賞】牡馬ラストの一冠 ブラストワンピース2枠3番、エタリオウ5枠9番

ブラストワンピース

ブラストワンピースは2枠3番!

10月21日(日)、京都競馬場で行われる第79回菊花賞(3歳 国際 定量 芝3000m)の枠順が確定した。

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牡馬三冠ラスト、淀の3000mを舞台に行われる『一番強い馬が勝つ』レース。以前はスタミナを活かした馬たちが好走してきたが、ここ数年は勝ち時計も速くなり内をロスなく捌く器用さ、そして高速馬場に対応できるスピードを求められるレースが続いている。より総合力を問われている結果、勝ち馬も後に古馬戦線を制圧するキタサンブラック、有馬記念を勝利するサトノダイヤモンドと、まさに『一番強い馬が勝つ』レースになってきた。

大本命に推されるのは2枠3番ブラストワンピース(牡3、美浦・大竹厩舎)か。日本ダービーこそ5着だったものの、それ以外の4戦は全て勝利を挙げており、3歳世代トップくらいの実力を誇る。前走、古馬と初対戦となった新潟記念は大外から上がり3F33.5の豪快な末脚でまとめて差し切って優勝。休み明けでも力のあるところを見せつけた。距離も問題なさそうなだけに、初の京都コースをクリアすれば戴冠は目前だろう。

善戦続く5枠9番エタリオウ(牡3、栗東・友道厩舎)が強敵になってくるだろう。父親のステイゴールドに似て勝ち味に遅く主な勝ち鞍2歳未勝利ながら、持続力ある末脚で相手強化を苦にせず、日本ダービーでも僅差の4着まで差し込んでいる。前走の神戸新聞杯はテンに遅れたものの、息の長い末脚を駆使して2着まで追い込んだ。距離延長は大歓迎だけに、2勝目がG1初勝利となる可能性は十分だ。

皐月賞馬エポカドーロ(牡3、栗東・藤原英厩舎)も3枠5番から2冠を狙う。母ダイワパッションが短距離重賞を制したこともあり距離を不安視された2走前の日本ダービーでは、驚異の粘り腰を見せて、0.1秒差の2着に踏ん張ってみせたようにスタミナはある。神戸新聞杯はこれまでと違う、4コーナー8番手からの差す競馬となったが、それでも差し込んで4着と力のあるところを見せた。本来の先行策で主導権を握り押し切りを狙う。

豊富なスタミナを武器にセントライト記念を制した2枠4番ジェネラーレウーノ(牡3、美浦・矢野英厩舎)、底を見せていない6枠12番フィエールマン(牡3、美浦・手塚厩舎)、持続力に溢れた3枠6番メイショウテッコン(牡3、栗東・高橋忠厩舎)など伏兵も多彩な菊花賞の発走は15時40分。枠順は以下の通り。

枠-馬番 馬名 斤量
(性齢、所属・調教師、騎手)の順に表記

1-1 アイトーン 57
(牡3、栗東・五十嵐、国分恭)

1-2 グレイル 57
(牡3、栗東・野中、岩田)

2-3 ブラストワンピース 57
(牡3、美浦・大竹、池添)

2-4 ジェネラーレウーノ 57
(牡3、美浦・矢野英、田辺)

3-5 エポカドーロ 57
(牡3、栗東・藤原英、戸崎)

3-6 メイショウテッコン 57
(牡3、栗東・高橋忠、松山)

4-7 ユーキャンスマイル 57
(牡3、栗東・友道、武豊)

4-8 カフジバンガード 57
(牡3、栗東・松元茂、幸)

5-9 エタリオウ 57
(牡3、栗東・友道、M.デムーロ)

5-10 アフリカンゴールド 57
(牡3、栗東・西園、松若)

6-11 コズミックフォース 57
(牡3、美浦・国枝、浜中)

6-12 フィエールマン 57
(牡3、美浦・手塚、C.ルメール)

7-13 タイムフライヤー 57
(牡3、栗東・松田国、和田竜)

7-14 グロンディオーズ 57
(牡3、美浦・田村、J.モレイラ)

7-15 オウケンムーン 57
(牡3、美浦・国枝、北村宏)

8-16 ステイフーリッシュ 57
(牡3、栗東・矢作、藤岡佑)

8-17 シャルドネゴールド 57
(牡3、栗東・池江寿、藤岡康)

8-18 グローリーヴェイズ 57
(牡3、美浦・尾関、福永)

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。