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騎手コラム

ベルモントS

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出馬表

6月10日(土曜) ベルモントパーク競馬場
3歳 1着賞金:80万0000米ドル 2400m(ダート・左)
日本時間 6月11日7:37発走予定
馬番 馬名 負担重量 調教師 騎手 レーティング
1 ツイステッドトム 57kg せん 3 C.ブラウン(米) J.カステリャーノ 105
2 タップリット 57kg 3 T.プレッチャー(米) J.オルティス 111
3 ゴームリー 57kg 3 J.シレフス(米) V.エスピノーザ 113
4 ジェイボーイズエコー 57kg 3 D.ローマンズ(米) R.アルバラード 110
5 ハリウッドハンサム 57kg 3 D.スチュアート(米) F.ジェルー 104
6 ルッキンアットリー 57kg 3 S.アスムッセン(米) I.オルティスJr. 117
7 アイリッシュウォークライ 57kg 3 G.モーション(米) R.マラージ 115
8 シニアインベストメント 57kg 3 K.マクピーク(米) C.ヒル 112
9 ミーンタイム 57kg 3 B.リンチ(米) M.スミス 104
10 マルチプライヤー 57kg 3 B.ウォルシュ(米) J.ロザリオ 111
11 エピカリス 57kg 3 萩原清(日) C.ルメール 113
12 パッチ 57kg 3 T.プレッチャー(米) J.ヴェラスケス 108

日本から参戦エピカリス プロフィール

エピカリス
ゴールドアリュール
スターペスミツコ
母父カーネギー
通算成績5戦4勝
重賞勝利 16年北海道2歳優(G3)
前走時馬体重488kg

 2歳8月の新潟ダート1800m戦で6馬身差の圧勝。その後もプラタナス賞、北海道2歳優駿とさらに着差を広げ、連戦連勝。キャリア3戦を終えた時点での平均着差はなんと1.5秒にも及んだ。その後は、暮れの全日本2歳優駿には目もくれず、ドバイミーティングに矛先を向けた。叩き台で臨んだヒヤシンスSではスローペースもあり、着差こそ僅かだったが、UAEダービーでは海外遠征・距離・馬場と初物づくしの中、地元のサンダースノーと激しい追い比べの末に2着。負けて強しの内容をみせた。

 米3冠初戦のケンタッキーダービー(G1)では、先のサンダースノーが出走(単勝オッズは17.4倍)。エピカリスの力量を図る上で指針になるレースかと思われたが、残念ながら故障を発生して、競走中止となってしまった。また、昨年、3着に食い込んだラニは米3冠を続戦した中での結果。エピカリスとは臨戦過程が違う点も評価がし辛いのが本音だ。ただし、これまでに負かしてきた相手たちもその後、活躍しており、国内の同世代では一枚も二枚も上といえるほどの能力はあるだろう。

傾向

 クラシック3冠の初戦・ケンタッキーダービーを制したのはオールウェイズドリーミング(牡3、米・T.プレッチャー厩舎)だった。J.ヴェラスケス騎手とのコンビで2番手付近から追走し、直線では後続を振り切って4連勝。2着にはルッキンアットリーが入った。

 2戦目のプリークネスS(G1)は、J.カステリャーノ騎手騎乗のクラウドコンピューティング(牡3、米・C.ブラウン厩舎)が優勝。先行集団を見ながらレースを進め、直線でクラシックエンパイアとの叩き合いを制した。2冠を狙ったオールウェイズドリーミングは8着に終わり、ケンタッキーダービーの連対馬がともに崩れる結果となった。

 ルッキンアットリーとクラシックエンパイアは両レースで堅実に走ったが、勝ち馬とは差があった。距離が12ハロンに延びる今回も波乱の可能性は十分。エピカリスが付け入る隙もある。

過去10年の結果

年月日 着順 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師 勝ち時計
(着差)
人気
2016年
6月11日
1 13 クリエイター 牡3 57 I.オーティスJr. S.アスムッセン 2:28.51 7
2 2 デスティン 牡3 57 J.カステリャーノ T.プレッチャー ハナ 4
3 10 ラニ 牡3 57 武豊 松永幹夫 1 1/2 6
2015年
6月6日
1 5 アメリカンファラオ 牡3 57 V.エスピノーザ B.バファート 2:26.65 1
2 6 フロステッド 牡3 57 J.ロザリオ K.マクラクリン 5 1/2 2
3 7 キーンアイス 牡3 57 K.デザーモ D.ロマンズ 2 6
2014年
6月7日
1 11 トーナリスト 牡3 57 J.ロザリオ C.クレメント 2:28.52 5
2 8 コミッショナー 牡3 57 J.カステリャーノ T.プレッチャー アタマ 8
3 1 メダルカウント 牡3 57 R.アルバラード D.ロマンズ 1 7
2013年
6月8日
1 12 パレスマリス 牡3 57 M.スミス T.プレッチャー 2:30.70 7
2 7 オックスボウ 牡3 57 G.スティーヴンス D.ルーカス 3 1/4 4
3 5 オーブ 牡3 57 J.ロザリオ C.マゴーイ 1 3/4 1
2012年
6月9日
1 3 ユニオンラグズ 牡3 57 J.ヴェラスケス M.マッツ 2:30.42 2
2 9 ペインター 牡3 57 M.スミス B.バファート クビ 3
3 4 Atigun 牡3 57 J.ルパルー K.マクピーク 1 3/4 9
2011年
6月11日
1 3 ルーラーオンアイス セン3 57 J.ヴァルディヴィアJr. K.ブリーン 2.30.88 10
2 2 ステイサースティ 牡3 57 J.カステリャーノ T.プレッチャー 3/4 8
3 5 ブリリアントスピード 牡3 57 J.ロザリオ T.アルバートラニ 1 1/2 6
2010年
6月5日
1 7 ドロッセルマイヤー 牡3 57 M.スミス W.モット 2.31.57 6
2 5 フライダウン 牡3 57 J.ヴェラスケス N.ジトー 3/4 2
3 11 ファーストデュード 牡3 57 R.ドミンゲス D.ロマンズ クビ 3
2009年
6月6日
1 4 サマーバード 牡3 57 K.デザーモ T.アイス 2.27.54 5
2 2 ダンカーク 牡3 57 J.ヴェラスケス T.プレッチャー 2 3/4 2
3 7 マインザットバード セン3 57 C.ボレル B.ウーリーJr. クビ 1
2008年
6月7日
1 6 ダタラ 牡3 57 A.ガルシア N.ジトー 2.29.65 9
2 4 デニスオブコーク 牡3 57 R.アルバラード D.キャロル 5 1/4 2
3 7 アナクナカル 牡3 57 J.ルパルー N.ジトー 2 3/4 8
2007年
6月9日
1 7 ラグズトゥリッチズ 牝3 55 J.ヴェラスケス T.プレッチャー 2.28.74 2
2 3 カーリン 牡3 57 R.アルバラード S.アスムッセン アタマ 1
3 2 ティアゴ 牡3 57 M.スミス J.シレフス 5 1/2 4

過去10年の連対馬の父馬を血統別に見ると、エーピーインディ系とミスタープロスペクター系が7連対ずつ。特に前者のタピットは3年連続連対中とめっぽう強く、14年はタピット産駒とエーピーインディ産駒の“父子ワンツー”だった。昨年、日本から参戦して3着だったラニの父もタピットだ。ゴールドアリュール産駒のエピカリスは、日本競馬界の歴史を変えたサンデーサイレンスの血をアメリカで発揮できるか。