【ジャパンC】ラブリーデイ、ゴールドシップら19頭が登録

11月29日(日)、5回東京9日目に行われる第35回 ジャパンC(G1)(3歳上・国際 指定 定量 芝2400m)の特別登録馬19頭が発表された。

ジャパンC制覇の最有力候補は何と言ってもラブリーデイだろう。今年はG1宝塚記念、天皇賞(秋)を勝つなど重賞6勝をし、日本競馬界の頂点に君臨している。前々走の京都大賞典では2400mを、前走の天皇賞では不向きと言われていた東京コースを攻略するなど、使うごとに壁を乗り越えてきたこの馬に死角らしい死角は見当たらない。ここも勝って王座を不動のものにしたいところだ。

今年の天皇賞(春)を勝ったゴールドシップは前哨戦には出走せずに、ぶっつけで大舞台に挑む。1番人気で挑んだ宝塚記念ではゲートで立ち上がり、大きく出遅れ15着に沈没してしまった。とはいえG1レース6勝の実績はメンバー随一。有馬記念を最後に引退して種牡馬入りすることがすでに決まっており、先々の繁殖生活の為にも日本競馬最高峰の舞台である東京2400mでもう一つ勲章を加えたいところである。

今年の牝馬2冠馬ミッキークイーンは牝馬のみのエリザベス女王杯ではなく、オークスの走りからも分かるように距離、コース適性ともにバッチリのここに照準を合わせてきた。史上2頭目の3歳牝馬のジャパンC制覇へ視界は良好だ。

また、今年はG1バイエルン大賞勝ちのあるドイツ馬イトウ、G1パリ大賞を勝ったフランスの3歳馬イラプト、ドイツG1オイロパ賞を勝ったアイルランドの3歳牝馬ナイトフラワー、同じくアイルランドのトリップトゥパリスの4頭が参戦を表明しており、国際色豊かな一戦になりそうだ。

他にも宝塚記念3着、天皇賞(秋)で僅差の4着と、牡馬たちとの好勝負を演じ続けているショウナンパンドラや骨折明けで挑んだ天皇賞(秋)で、上がり最速を叩き出したアドマイヤデウス辺りも面白い存在だ。

3歳世代上位の力を持つリアルスティール、アルゼンチン共和国杯を先行馬有利の展開の中、差し切って優勝したゴールドアクター、凱旋門賞を2年連続で2着のフリントシャーが出走を回避したのは少々残念だが、それでもG1馬が8頭揃ったこの豪華レースを制するのはどの馬か。登録馬は以下の通り。

【以下、収得賞金順】
ゴールドシップ 57 横山典
ラブリーデイ 57 川田
ミッキークイーン 53 浜中
ワンアンドオンリー 57 内田博
ヒットザターゲット 57 小牧
ショウナンパンドラ 55 池添
ラストインパクト 57 ムーア
カレンミロティック 57 蛯名
アドマイヤデウス 57 岩田
ダービーフィズ 57 田辺

サウンズオブアース 57 M.デムーロ
ペルーサ 57 C.ルメール
ショウナンバッハ 57 戸崎
ジャングルクルーズ 57 北村宏
【以下、除外対象馬】
スーパームーン 57 柴山

【以下、外国馬】
イトウ 57 ミナリク
イラプト 55 パスキエ
トリップトゥパリス 57 T.ベリー
ナイトフラワー 53 シュタルケ

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