ヒットザターゲット連覇逃すも健闘3着 主戦フトシ「休み明けやね」

●5月29日(日) 2回東京12日目12R 第130回 目黒記念(G2)(芝2500m)

8番人気に甘んじた昨年の覇者ヒットザターゲット(牡8、栗東・加藤敬厩舎)は惜しくも3着に敗れた。ここまで良績が内枠でのレース時に集中していたが、この日は5枠10番からのスタート。理想とするゲートよりは外になる不運に万事休すかと思われたが、スタート直後、鞍上の小牧太騎手がするすると内ラチ沿いに潜り込ませると、ロスなく追走。直線を向いて、残り300m付近でスペースを見つけると、一気のスパート。先頭集団に並びかけたが、上位2頭を差し切るまでには至らなかった。

「道中は完璧に運べたんやけどね。去年のイメージだったけど、最後はジリジリとした脚になってしまいましたわ。休み明けの分やね」と小牧騎手。昨年の本レース以来、5度目のコンビで手の内に入れた騎乗ぶりをみせたが、惜しくも連覇はならなかった。

しかし、8歳馬ながら5ヶ月ぶりのブランク、58キロのトップハンデを考えれば、負けて強しの内容か。今後は札幌記念(G2)を視野に調整される見込み。主戦も「乗りに行きます」と力強くコメント。さっそうと競馬場を後にした。

目黒記念

一瞬、見せ場を作ったヒットザターゲット