【札幌記念】ツクバアズマオーと久々コンビの勝浦「一発を狙っていきたいです」

札幌記念、ツクバアズマオーの最終追い切り

16日、札幌記念(G2)の追い切りが札幌競馬場で行われた。

前走、函館記念(G3)で10着のツクバアズマオー(牡6、美浦・尾形充厩舎)は、勝浦正樹騎手を背にダートコースで追われ、5F68.5-52.3-38.3-12.1秒をマークした。

【勝浦正樹騎手のコメント】
「近走で乗っていませんし比較が出来ないので何とも言えませんが、状態は良いと思います。ウルさい面があってテンションが上がりやすいタイプですが、今日は落ち着きがあったことが良いですね。厩舎ではイライラしているようですし、その辺りで落ち着いてくれればとも思いますが、乗っているときは心配はありません。年齢を重ねて落ち着きが出てきましたが、衰えは感じませんし今が充実しているのではないかと思います。
元々期待をされていた馬ですが、気性面の影響で力を出せませんでしたからね。見ていても、去年くらいから力を出せるようになってきたかな、と思います。元々レースでも乗せていただいていましたし、能力のあるアズマオーに再び乗せていただけて有難いです。逃げなければいけないなどのこだわりもありませんし、柔軟性があります。相手は強いですけど、ツケ入る隙はあるのではないかと思っていますし、せっかくいただいたチャンスなので一発を狙っていきたいです。自分が客観的に見ても、ノーマークにして良い馬ではないだろうと思います」

【竹村厩務員のコメント】
「前走は馬場の影響もあったと思いますし、動くに動けない形になりましたからね。ハンデも背負っていましたし、仕方ないと思います。直前入厩はあまり良くないタイプなので、前走後は札幌競馬場に移動して調整しています。この中間はずっと勝浦騎手が乗っていますし、以前にレースでも乗っているので馬のことは分かってくれています。馬場に出れば大人しいですけど、厩舎ではヤンチャな面を見せます。もう少し落ち着いてくれればとも思いますが、こういう気性だから走るんでしょう。距離は2000くらいまでがベストだと思います。相手は強くなりますが、展開次第かと思います」