【JBCクラシック】連覇へ自信アウォーディー「久しぶりに〝いいな〟と思える動き」

連覇へ向けトーンが上がってきたアウォーディー

連覇へ向けトーンが上がってきたアウォーディー

JBCクラシック(Jpn1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、帝王賞3着のアウォーディー(牡7、栗東・松永幹厩舎)は30日、助手を背にCWコースを7F追い。直線で一杯に追われると、キビキビとしたフットワークで一気にゴールを駆け抜け、タイムは7F99.7-83.0-67.2-52.6-38.9-12.6秒を計時した。

帝王賞のあとはココを目標にジックリと調整。「前走は帰国初戦で馬体、息遣いも良化途上でした。今回はその不安もないし、追い切りもびっしりやれた。久しぶりに〝いいな〟と思える動きをしてくれました。仕上がっていれば休み明けも苦にしないし動けていいですよ」と丸内調教助手は自信ありの表情。その時代の王者が強いレースを見せている歴史があるだけに、連覇達成へ大きく期待が膨らむ。

前走、日本テレビ盃1着のアポロケンタッキー(牡5、栗東・山内厩舎)は30日、坂路で助手が跨がっての単走追い。時計は4F54.5-38.6-25.1-12.7秒と目立つものではないが、恵まれた馬体から繰り出されるフットワークは豪快そのものだ。

昨年暮れの東京大賞典ではアウォーディーを破って初のビッグタイトルを獲得。川江調教助手は「先週にもしっかりやってあるし、月曜は上がり重点で。動きも良かったよ。前走でも仕上がり途上のところがあったし、上積みを見込んでいいでしょう。ここも期待したいね」と2つ目のJpn1タイトルに期待を寄せる。

豪快な動きを見せたアポロケンタッキー

豪快な動きを見せたアポロケンタッキー

前走、帝王賞6着のオールブラッシュ(牡5、栗東・村山厩舎)は30日、助手が跨がりCWコースを終い一杯に追われて6F84.9-67.7-52.4-38.5-12.9秒をマーク。中間は古馬オープンのトウシンモンステラと熱心に併せ馬を行い、ひと追い毎に素軽さが増してきている。

村山明調教師は「夏場に弱い馬なので、前哨戦は考えずにここを目標に調整してきました。通常メニューを順調に消化できたし、状態はいいと思います。控えても競馬のできる馬ですが、やはり理想は逃げ。自分の競馬をさせたいですね」と主導権を窺う構え。レースのカギを握る1頭になりそうだ。