中山芝千二で3勝目!2番手で運んだアルティマブラッドが差し切り…ラピスラズリS

アルティマブラッド

12月3日(日)、5回中山2日目11RでラピスラズリS(芝1200m)が行なわれ、津村明秀騎手騎乗の3番人気・アルティマブラッド(牝5、栗東・音無厩舎)が優勝。五分のスタートからダッシュよく3番手に取り付き、コーナー入り口では2番手に押し上げ、逃げ馬をマークしながら直線へ。内を割ってきたナックビーナスが一旦は抜け出したが、渋太く食らいつき、坂を上がってから盛り返したところがゴールだった。勝ちタイムは1:07.9(良)。

2着には半馬身差で1番人気・ナックビーナス(牝4、美浦・杉浦厩舎)、3着には半馬身差で4番人気・サザナミ(牝5、美浦・堀厩舎)が続いて入線した。

勝ったアルティマブラッドは、これで中山芝1200m戦で3勝、2着1回、3着1回の【3.1.1.0】と安定した結果を残している。母は09年セントウルS(G2)、10年シルクロードS(G3)を勝利したアルティマトゥーレ、近親には08年皐月賞(G1)を含む重賞4勝を挙げたキャプテントゥーレ、16年小倉記念(G3)を勝利したクランモンタナ、15年みやこS(G3)を勝利したロワジャルダンなど活躍馬が多数。
馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「究極の血統」。

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1着 アルティマブラッド(津村騎手)
「予定通りの位置取りでしたね。いったん交わされましたが、よく差し返してくれた。状態が良かったですし、中山の1200mもぴったり。いいタイミングで乗せてもらいましたよ」

2着 ナックビーナス(杉浦宏昭調教師)
「いいレースはできているのですが。どうしても最後に気を抜く面を出してしまいますね」

3着 サザナミ(石橋脩騎手)
「ふっくらして、いい状態でした。以前に福島で乗ったときは位置を取りにいって伸びなかったので、内枠を生かし、いつの間にかいいところへいけるような競馬をしたかったんです。馬に求めず、ふわっと運べ、いい感じでしたよ。前が止まらなかったのですが、追い出しを待って、最後もよく伸びています」

4着 ダノンルージュ(シュミノー騎手)
「ゲートでじっとできないのが課題でも、後ろ扉を蹴ろうとしたときに声をかけてなだめ、大人しくなった。いいスタートを切れ、しっかり脚をためられた。よく伸びたよ。いいタイミングで繁殖に上がれると思う」

5着 エイシンブルズアイ(北村宏騎手)
「いいスタートを切れたが、その後に勢いが付かなかった。ロスなく運べ、最後まで伸び続けているが、内枠がほしかったね」

6着 コスモドーム(柴田大騎手)
「使われて感じが良くなっていました。返し馬から気持ちが違いましたよ。よくがんばっていますが、もう少し時計がかかったほうがいいですね」

7着 ショウナンアチーヴ(三浦騎手)
「道中はしっかり走れ、いい手応えだった。こんな競馬ができたのは収穫だよ」

9着 グレイトチャーター(勝浦騎手)
「前残りになってしまった。引くに引けず、中途半端な位置取り。道中の消耗は大きかったよ。うまく脚をためられなかったからね。力負けではない」

  • アルティマブラッド
  • (牝5、栗東・音無厩舎)
  • 父:シンボリクリスエス
  • 母:アルティマトゥーレ
  • 母父:フジキセキ
  • 通算成績:28戦6勝

アルティマブラッド
アルティマブラッド

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